ソロキャンプ、それは手段ではなく目的。大宜味村石山展望台
今年の沖縄の梅雨はなんだろう、全然雨が降らない・・・
いつもならばこの時期は、シトシト降る雨に憂鬱気味に、外出も憚られる毎日。
が、なぜか今年は殆ど降らない毎日。曇り空の日も多いけれど、普通に梅雨明けの夏空のような良い天気の日が続いている
去年のこの時期は梅雨開けギリギリのタイミングで、名護市の紫陽花祭りを見に行ったもんだ
この最近の天候では紫陽花が日焼けして、とても見れたものじゃないんだろうな
今年の紫陽花を楽しみにしていただけにチョット残念。
とはいうものの天気が良いのは、それはそれでラッキーなことで
せっかくなのでぶらり沖縄、開始!
以前GWの際になんとなく北部をぶらぶらしていたら出会ったステキな展望台
「石山展望台」へと足を向けてみます
大宜味村の山の上、111メートルのドでかい風車の真下にある山の展望台
沖縄の展望台にしては珍しく、海がほとんど見られない展望台です
国道58号線からの入口はここから、辺土名高校の横の道を山方向へと向かっていく
道の入口には看板があるのでいざ出陣
国道から一歩山道へと入ると、もうそこはジブリワールド宜しくのカントリーロード
亜熱帯気候独特の木々がギュウギュウに生い茂っている
なーんにも無い道をひたすら上っていく
ここら辺は以前の記事でも紹介したので割愛
GW初日。何も考えず、自然の流れにまかせ自然の中へ - ぶらり沖縄
車を走らせること約20分
目的地の石山展望台に着きました
相変わらず風車がブンブン言っとります、前回訪れた時と風車の向きが違うことに気付く。風向きが変わってるんですね
ところで、前回と違うのはこれだけではありません
今回はちゃんとした目的があってやってきました
それはソロキャンプ
聞き慣れない言葉ですが、聞けば一発で理解できる素晴らしい造語
実は私、いつ如何なる時でもキャンプができるよう、用具一式を常に車に載せてます
(他にも素潜り用具とかイロイロ)
キャンプまでいかなくとも、気になる場所を見つけてはしょっちゅう屋外キャンピングマット広げてメシ食べたり・・・
で、以前にここへ訪れた際にドッキーンときて、次はここでソロキャンプしよう。と思った次第で・・・・さっそく来ました
1か月もしない間に、随分と草が背丈を伸ばしていました
いちおう梅雨だし山の上、突然の天候悪化も考えられます。このような東屋(あずまや)があるので大丈夫でしょう
まずはここでBBQをします
梅雨とは思えない好天
準備をしながら風景の変わりようを写真撮影、雲が暴れております
雲の距離が近い! 空は綺麗な青色、日没までは1時間ほど
さっそくBBQグリルから設営
これは2人~3人用のグリルです、ソロBBQでは大き過ぎますが友人と行くこともあるので、これを使用してます
収納するとこのように薄く、持ち運びが便利
ホームセンターなどで4、5千円で購入できます
使用感があるのはご勘弁
パタパタパタ・・・と台とグリルの周りを組み立てます
載せれば完了。5分とかからずセットできます
次に火を起こします、炭はファイヤースターターを使うと火が着きやすいです。無い場合はこのようにしてキャンプファイヤーのように組み木にします
キャプテンスタッグ、ネットでは鹿番長とも呼ばれるメーカーのこの商品
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大量の炭火起こしが必要の際はこれ使うと良いです
さて炭の組み木作りは、炭の種類(形)によっては難しいです、細いのが何本もあれば可能なので炭の形を見て着火方法を決めましょう
組みあがったら真ん中に火のついた着火剤をひとつだけ投入、着火剤が無ければ細く丸めた新聞紙でもOKです
しばらく放置・・・・・
だんだんと薄暗くなってきました、ここは本当に静かな場所で、鳥の囀りと風になびく木々の音しか聴こえてきません
よく「ソロキャン・ソロBBQなんてやって、寂しくない?」
と心にミサイルを撃たれるような事を聞かれますが、全然平気です(いや本当に 笑)
もちろん少人数・多人数でもキャンプ・BBQ良くやりますけど、やっぱ一人でやる方が自由度もあって楽しいんですよね、何でも好きに出来るし
似たようなものに単独登山がありますが、アレとは少し違います
ソロキャンプは手段ではなく、目的。
一人で計画して、一人で準備して、一人で運転して、一人で設営して・・・・
これが楽しい
普段の生活でいかに周りを人に囲まれて生きているのか、変に実感してしまうのもソロの魅力です
山の向こうに日が落ちていく、夜のスタート
だんだんと暗くなり始めます
炭はものの5分程度でこうなりました、この日は風が強かったので炭の着火も早かった
炭に続いて料理の準備、キノコのホイル焼きを作ります
まずアルミホイルを40㎝ほど取り出し、キノコを並べます
今日はエノキとエリンギ
キノコ料理をするメリットは、水で洗わなくても済むというところ
この展望台には水場もあるんですが、無い場所がほとんどですからね
適当に並べたら、塩コショウとガーリックパウダーをおもむろに振りかけます
ホイルの裏表なんて気にしなくて良し、誰も気にしません
独りですから( ̄▽ ̄)
エノキはナイフで下の部分を切ってます
出来上がったら両端をクルクル丸めて終了、食べる際には広げるので皿としても代用できます
こういったことが出来るので、BBQにはアルミホイルがあると便利。ラップは必要なし
一応車なのでノンアルコールビールで我慢してやるか・・・
だいぶ日も落ちて、上の方の空は暗い藍色になってきた
さっそく肉から焼く、分かりやすく感度上げて撮影してます
感度戻すとこんな感じですが・・・実際には
実際はこれくらいの暗さ、もう手元しか見えません
さっきからテーブル上で煌々と灯っているのはSOTOのガスランタン
昔はランタンといえばホワイトガソリンでしたが、今は便利なものでこういう商品(LPガスランタン)が多々あります。扱いが非常に楽なので便利です、ただしコスパはホワイトガソリンの方が良いようです
完全に日が落ちて夜になりましたが、夜キャンや夜BBQには昼とは違い気を付けなければならない事がいくつがあります
一番重要なのは光量確保、このようなヘッドランプが必ず必要です。
いくらランタンが優秀でも、ピンポイントの場所を照らすには光量不足・・・上手く頭上にランタンを配置できても、影などの影響を受けて、見えない場所が出てきます
特にBBQ時にはヘッドランプがないと、肉が焼けたかどうかが分かりません( ゚Д゚)超重要!
キノコのホイル焼きも上手くできました、網の上で約10分、湯気が出てきたらそこから数分でOK
夜に重要なモノその2は蚊取り線香などの虫対策グッズ
特に沖縄の山はヤバイです、虫の楽園。
蚊対策に虫除けスプレーや蚊取り線香などをしてましたが、この日はカナブンが突撃しまくってきました・・・蚊なんて気にもならなかった
あとトイレには30㎝オーバーのヤスデもいたりして・・・
虫嫌い(私もですが)には試練の夜BBQです。
メシが済んだらすぐに片付け、虫がハンパなくやってくる
2時間ほどランタン点けてましたが、光量は安定してました
冬には温かくもなるので、テント内でも活躍してくれる。
天候悪化、やっぱ梅雨だわ
さてさて食事も終わり、せっかくなので星空撮影へと移行したのですが・・・・
突然の小雨&霧!!
さすが山の天気、雨の方は降ったり止んだりでしたが、なんせ霧が凄い
風車を入れて写真を撮りたかったんですが、ご覧のとおり霧で風車の赤ランプの光が拡散・・・何度もチャレンジして、晴れるのを待ったんですが全然ダメ( ゚Д゚)
というかこの天気ではキャンプも怪しくなってきた・・・
小一時間迷った末に、何とか星を見たかったので場所を変更することに決定
(ノンアルで良かった~)
雨雲レーダー予報で雲が出てなさそうな場所へ
なんやかんやで行きついたのは、国頭村(くにがみそん)にある森林公園
先ほどの大宜味村からさらに国道58号線を北上した場所です、58号線から看板付きの入口が出ていますので見逃さないように
結果的に移動したのは大成功でした
雲も少なく満天の星空、大興奮で三脚とカメラ準備してたんですが、全然良いの撮れない・・・。
そういえばちゃんとした星空撮影したことなかった( ゚Д゚)笑
ノウハウ知らずに撮ってたんですが、次第にやってくる車のライトにも邪魔され、全然上手く撮れない・・・星はこんなに沢山あるのに
うーん現場でプレビューで見たときは綺麗だったんだけどなぁ、何か真っ暗(笑)
後で勉強したんですが、もっと明るく(F値開放ぎみ、ISO上げ)で良かったようです
トライ&エラー。次回からもっと上手く撮れるように頑張ろう
そうこうしていると段々と雲が多くなってきました、天気予報では曇りの予報でしたが、雨雲レーダーを見ると濃い雨雲がこの地域にかかるようで
これは確実に雨降る。ピキーン
しかも穴場だと思っていたこの場所も、気付けば10台近くの車が停まっていて・・・
ハイ、キャンプ中止。
決断は早かった・・・
次の宿題は星空撮影
というわけで今回はソロキャンプではなく、ソロBBQとなりました
あと思っていたより気温が暑かったのも撤退の理由のひとつ
5月末にもなると一気に暑さがやってくるようですね。
沖縄でのキャンプは気温が下がる12月から5月前半くらいまでが、一番過ごしやすくてオススメです
それ以外は本当に暑すぎて夜寝られません( ゚Д゚)
ま今回はBBQ美味しかったしいいや
次回は綺麗な星空写真が撮れるように頑張ります
ご一読有難うございました
(44兄さん)