ぶらり沖縄人

沖縄ではなく、沖縄人がぶらぶらしてるようです

僕が1年のあいだ沖縄のゴキブリと闘ってきて、最終的に勝利した方法

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Attention !!  この記事には過激な内容が多々含まれます、グロ画像はありませんが虫の話が苦手な虫嫌いさんはお引き取りください。  夢に出ます。

 

〜序章〜 始まりは突然やってくる

 

那覇市某所。

僕がとあるアパートで一人暮らしをしていた頃の話。

 

そこは閑静な住宅街のど真ん中にあって、幹線道路からも少し距離があり、しかし歩けば大型スーパーや飲食店が連なる通りへと、ものの10分で向かうことの出来る好立地な場所でした。

 

アパートは3階建ての1階にある部屋。築30年のかなり年季のあるアパートでしたが、外装を塗装し直したばかりらしく外観は結構立派なものだった。

 

アパートの敷地のすぐ前に大きな空き地があり、そこが駐車場として利用されていた(大家の土地)

こんな那覇の住宅街には珍しく大きな空き地だなと思ったが、大家によるとこの空き地の下には川が流れているらしくそのために建物を建てるのが難しいとのこと。

 

那覇では昔ながらの川は生活排水としての機能を持っているため、埋め立てられずに宅地の下を流れている場所が結構あります。

 

まさかソコに住む人間界最悪の害虫がその後僕の生活テリトリーを脅かすとはこのときは知る由もありませんでした。

 

 

引越しも終え、部屋の中のダンボールなどが片付いたころ、ようやくリラックスして一人暮らしを満喫することができるようになった。

間取りは2LDK

内装はさすがに古く、また、一人では少し広いと思ったけど、料理が好きだった僕は広めのキッチンを見てすぐに賃貸業者と契約を結んだ。

 

引越し後は友達や家族などがお祝いと称しての飲み会を開き、特に仕事の仲間はここぞとばかりに徹マンやゲームをしにやってきた。

 

1ヶ月もすると皆飽きてしまったのか、やっと一人で過ごせる時間が増え、気に入った音楽をかけながらパソコンをいじったり、自前で揃えた5.1CHサラウンドで映画を楽しんだりした。

 

梅雨に入り毎日うっとおしいくらいのジメジメとした5月のある日のこと。

 

いつものように駐車場に車を停め、シトシトと降り続く雨を傘も指すこともなく部屋へとダッシュで帰った僕、時刻は午後7時。

玄関のドアを開け、真っ暗な土間で靴を脱ぎながら今日は夕食何作ろうかなーなんて考えながら、リビングへと足を進める。

 

ブゥゥー・・・という除湿機が出す低音の風音を聞きつつ部屋の電気を点けると。

サササササササササササ !!  !?

 

何かがソファの横を走り去って行った。

 

・・・・・ついに出たか、ヤツが。。。

 

これが、これから1年にもおよぶゴキブリ(通称G)との闘いのファーストコンタクトでした。

 

 

第1章 開戦

まぁいい、分かってたさ。

 

ここは沖縄、これまでの人生でも嫌というほどGとは関わり合ってきた。この南国亜熱帯地方の沖縄で虫を見ない日なんて1日でもありはしない。

遅かれ早かれいずれこうなる日が来ることは予想しおったぞ、フフフフ

 

と部屋から逃げ出し駐車場に停めてあった車の中で肩をガックシ落としうな垂れる男がそこにはいた。

 

・・・・・だって、急にだったし・・・・・しかも・・・・・しかも

 

 

2 匹 い た し。

 

僕は元々図体はでかいくせに、虫、とくに節足動物系の昆虫がまったく苦手。

ミミズや蝶蝶(脚細いから)カブトムシの幼虫などは全然平気、しかしGやセミ、カブトムシ成虫などは想像するだけで気持ち悪い。

 

かつて実家の隣に住んでいた小学生が虫箱いっぱいにセミを詰め込んで「おにーちゃーんwww」と近づいてきた日はマジ切れして「お前達はそうやって集めて何が楽しいんか!オオゥ!!」と半泣きさせてしまった事は、大人気ない切ない想い出。

 

 

車の中でやべぇどうしようと考えること小一時間。

 

降り止まない雨の中、意を決してもう一度部屋に戻る。 

 

いない。

 

この場合むしろいてほしかった・・・部屋に戻る前にスーパーで買ってきた対G用の殺虫剤を片手に構えたまま、とりあえずヤツがいそうな冷蔵庫の陰やソファの下へシュっとやって身構える。

 

反応無し。

 

この日の夜。寝室で五感をフル開放し、かすかな音にも敏感に反応していたことは言うまでもない。

 

 

第2章 激化

この日を境に生活は一変した

 

毎日帰るたびにGがいたのだ。

 

 

台所のボウルの中、ソファの上、ふと見上げた天井、玄関の隅・・・

毎日毎日電気を点けるたびに血眼になって動く物体がいないか生体センサーを広げる日々。

玄関には常時殺虫剤を常備し、靴を脱ぐ前からすでに臨戦態勢に入ることとなった。

 

電気をつけてGを視認できなくても油断はできない、絶対に物陰に隠れているのが分かるからだ。先手をうってジャブ程度の殺虫剤を物陰にやってみる。

 

ソファ シュッ・・・・・・・・・大丈夫

冷蔵庫裏  シュッ・・・・・・・・・大丈夫

食器棚の裏  シュッ・・・・大丈・・カササササササササ !!!!!!!!!!!! そこかぁ! 

と思ったらさっきの冷蔵庫の裏から走ってきたーーーーー!!!時間差かコノヤロー!

 

このとき既にある程度の戦闘経験を積んでいた僕は、右手に殺虫剤、左手にハエたたきといった対G二刀流戦法をとっていた。

 

沖縄のGは生半可な殺虫剤では死なない、暴れまわるし飛び回る

殺虫剤で隙が生まれたところをハエたたきでバシーンとやるのだ。

 

 

ただこの方法にはいくつか弱点もある。

①殺虫剤の使用により間違いなく人体(僕自身)に悪影響を及ぼしている

②殺虫剤攻撃後にGが暴走モードに移行するが、その際に仕留められずに逃げられると確実に殺れたかどうかが分からない

③暴走後はどこへ行くか分からないので、ハエたたきが活用できない地形へと移動されると不利になってしまう

④戦闘後の片付け(殺虫剤の拭き取り、Gの死骸の始末など)が虚しくてむなしくてしょうがない・・・

 

など。まだまだ改善の余地はありそうであった。

 

 

第3章 突破

梅雨が明け(沖縄では毎年6月下旬頃)本格的な夏場を迎えようという頃

 

いよいよヤツラが本気を出してきた。

 

というのも、ここまで毎日のようにGを索敵、戦闘、殲滅を繰り返してきたが、一度としてトイレと寝室には出なかったのだ。なぜだ・・・

 

無論、寝室は最終絶対防衛ラインと位置づけていたため、CDC・アメリカ疾病予防センター並の完全密閉をとっていた。 はずだった・・・

 

それが7月に入ったある日、いともたやすく突破されてしまった。

 

いつものように細心の注意を払いながら寝室へと入りクーラーのスイッチを入れたところ。

 

ポトリ・・・・

 

まるでシスティーナ礼拝堂の天井画から天使の羽がフワリと落ちるがごとく、1匹のゴキブリが霧ヶ峰の送風口から落ちてきた。

 

でたぁぁぁぁ!!!

 

半狂乱のなか無我夢中になりハエたたきを手に取り攻撃を開始する。

Gの方も突然のできごとで触覚を動かし様子を伺っている。Gとの戦いでは先制攻撃あるのみ、布団の上だろうがお構いなしに渾身の一撃を叩き込んだ・・・

 

絶対防衛線は破られたのだ。

 

 

第4章 臨界

精神の砦を失ってしまった。

 

まさか寝室にまで出るようになるとは、もう就寝中もうかつに安心してられない。

24時間臨戦態勢に入らなければヤられる。

 

というかすでにやられてんのか・・・・。

 

夏本番になると奴らは間違いなく大挙してやってくる、攻勢に打って出なければ敗北は必至だ。

そう思った僕はこの日からGについてネットで情報を漁るようになった。

 

G(ゴキブリ)-Wikipedia参照

ゴキブリ(蜚蠊)は、昆虫綱ゴキブリ目 (Blattodea) のうちシロアリ以外のものの総称。シロアリは系統的にはゴキブリ目に含まれるが、「ゴキブリ」に含められることはなく、伝統的には別目としてきた。なお、カマキリ目と合わせて網翅目 (Dictyoptera) を置き、Blattodeaをその下のゴキブリ亜目とすることがあるが、その場合、ゴキブリはゴキブリ亜目(のうちシロアリ以外)となる。

 

な、何を言ってるのかさっぱり分からねえぜ・・・

 

とにかく部屋に出没している種類を特定する。

 

Gには日本各地で様々な種類が生息しているらしく、国産・国外産合わせても20種以上が我々の生活に関わっているらしい。

 

 

そして見つけた。コイツだ、今戦っている奴は。

 

ワモンゴキブリ Periplaneta americana (Linnaeus1758)【外来種】クロゴキブリに似て、さらに大型で、体長40mmを越える。全身の色は明るく、胸には黄色い輪の模様があることからその名がある。性質は極めて活発でよく飛び、しかも攻撃的沖縄でよく見られる。九州以北においても、温泉街などの暖かい所に侵入している例がある。

 

・・・・・・絶句した。

他にも日本各地で生息するGの生態を詳しく説明してくれているが、『攻撃的』という文字があるのはコイツだけ。

G級モンスター確定である。

 

 

本当になんとかしないとヤバイ

 

週末朝一でドラッグストアへ行き、対G戦に備えて準備をすることにした(すでにストアでもG関係の商品は店の一番目立つ場所に置かれていた。どうやら戦っているのは僕だけではないようだ)

 

まずはバルサン。

各部屋に1コ置き、余ったものは寝室にダブルで置く。

隣と上下の住人には告知済み、念を押して消防署や警察にも連絡をしておいた。火事と間違われたらたまったもんじゃない。

 

そしてGホイホイ。

実は今までやってこなかったのには理由がある、かつて飲食店で働いていた頃、厨房に置かれたホイホイを捨ててきてーと言われ、興味本位で中を覗いたことがあった。

 

死屍累々の×××・・・・あれは本気で吐きそうになった

それ以来ホイホイには苦手意識があったのだ。

 

が、背水の陣の今そうも言ってられない。少しでも攻撃を仕掛けなければならない。

 

最後にホウ酸ダンゴ。

今はホウ酸入のタブレット錠になっている、これをあちこちに置いておくのだ。即効性は期待できないが持続性にかけてみる。

 

全ての手を尽くした。やるだけやってやった、これでも出てこれるものならかかってこいや!

もうこのあたりからGに対する恐怖心なんてとっくになくなっていた。

 

 

第5章 侵入

8月、それでもヤツラは出てきた。orz

 

もうイヤ・・・・・

 

この頃になるとGに対する戦闘力はほぼ限界値を振り切っていた、なぜかGが隠れている場所が分かり、次にどこへ逃げようとするのか予測することができた。

 

それに対し武器にも変化が見られた、よく使ったのが「新聞紙」

 

目からウロコだと思うがこれが一番の攻守最強武器だったのだ。

 

まずその柔軟性、ある程度の隙間でも棒状に形成し狙うことができ、また壁などの平面に対しては面を作るようにすると上手く仕留められる。

 

実はGは一定の衝撃で気絶することが分かった。

 

ハエたたきや何か硬いものでGを叩くと間違いなくオエーーな事になってしまう。これを片付けるのも心労はハンパない。

 

しかし新聞紙を丸めたものでパンっと衝撃を加えるとヤツラは動けなくなってしまう。そこで叩いた新聞紙を利用し拾い上げ、新聞紙の中でトドメをさしてそのままポイーとすれば一件落着だ。

 

大事なのは力加減、弱すぎると無意味だし(逆に暴走する)強いとオエーーとなってしまう。ここらへんは経験を重ねなければ体得できない。

 

 

いやそんな事はどうでもいい・・・

 

これだけ対策を施しても一向にGの気配が衰えることがない。特にバルサンは実行すると部屋の中のGを滅してくれているはず。

しかも卵に対してはあまり効果がないので、さらに孵化後(バルサンからバルサンの間)を狙って1ヶ月後にもう一度再バルサンやったのに。

 

ホイホイにもGは定期的にかかっている・・・・なのになぜだ。

 

 

ここまで考えたときに入居の際に大家が言った言葉を思い出した

「下に川が流れている」 これだ。

 

奴らは外から入ってきている。

 

 

第6章 光明

気が付くとすでに12月になっていた

 

夏の勢いは衰えてきたものの、Gは3日に1匹の割合で出現していた。

 

外からの進入に対して、部屋の中のあらゆる隙間はパテで塞いだ、台所・トイレ・浴室の排水口全てに金属製の網をかけた。

 

いちおう大家には報告をしておこうと連絡をした

「あ、やっぱりヒーラー(方言でGのこと)出たねぇ!前の人も酷かったって言ってたよ〜(笑)」 ・・・これだよオイ。

 

 

しかしGはかなり狭い隙間からでも体を薄くして入ることができる。実際に何度も見てきた、脚を床にベッタリとし身体を薄くさせるのだ。

逆に全力疾走の時は脚を高くし、体高を上げた状態で走ってくる。

 

ここまで観察できるようになるとは、緊張を伴う実体験とは人を進化させるもんだなぁ・・・

 

そんなGに対して、見える範囲の隙間を埋めるなんて些細な抵抗でしかない。

それでもある程度の侵入経路を把握でき、Gの通り道にホイホイを置くなどしてコツコツと駆除していった。

 

もはやほぼ共存状態であった。

 

日々の闘いに疲れも見え、ホイホイにかかるGを処理し、かからずにチョロチョロ動く奴は新聞紙で叩いて処理。毎日こんなことを繰り返していた。

 

 

そんな折、同じアパートの2階に会社の同期(歳は4コ上)が引っ越してきた、実家が近くにあり奥様が妊婦のため、出産から育児までを実家の近くでみようということだ。

 

この方との出会いが1年にも及ぶGとの戦いに終止符を打つことになる。

 

 

第7章 開花

年も明け、桜が咲く季節になった(っていっても1〜2月頃です)

 

やはり寒くなると活動が低下するのか、このころには動くGを見ることはほとんどなかった。

しかしホイホイには週一でかかるやつがいた。まだ闘いは終わっていない、というかこれから4月になるとまた暑くなってくる・・・・またあの日々が始まるのか。

 

憂鬱な気分のなか上階に越してきた同期(仮に沖縄苗字数第1位の比嘉とします)のお宅におじゃますることになった。

比嘉さんは会社に来る前は長く東京に住んでいた人だ、奥様は東京の人である。

 

酔った勢いで沖縄のGについての恐ろしさを奥様に話していると比嘉さんも面白がって参加してきた。

 

比嘉「マジででかいよなーコッチのは、東京のは小さすぎてハエかと思ったやっさー(笑)」

僕「そうすよねー、こことかヤバくないっすか!? 僕、正直去年1,000匹くらい殺しましたよー^^」

 

うろ覚えだがこんな感じの会話だった、しかしその直後の比嘉さん夫婦のドン引きした顔は今でも覚えている。

 

 

比嘉「は?ここでるわけ? こっち全然いないよ」

僕「え?嘘でしょ、僕のとこヤバイっすよ」

比嘉「・・・・・お前、もしかして自炊してる? ちゃんと片付けてる?・・・・・あーやっぱり、それだわ!」

 

G話で盛り上がったあとは比嘉さん夫婦に見送られ、部屋へと戻る。

 

 

部屋に入った瞬間に酔いが醒めた、このほぼ1年におよぶGとの闘いに終止符を打てるかもしれない。

 

あの時の比嘉さんの話によると

「Gってのはメシの匂いに集まってくるわけよ、残飯とか。特に玉ねぎとかな。

で、お前ちゃんと食べたあとの後片付けはすぐやってるか?残飯とかの残り物を直接ゴミ箱とかに入れてんか?」

「特にこういう共同住宅は他のところが綺麗だと、汚いところに一点集中するぜ?俺のところまだ1匹も出てないし、もしかしたらお前の部屋に集中して来てないか」

 

台所の前に立ち、呆然とする。

 

今ままで考えもしなかった、実は僕は食後の食器は朝洗うタイプで、食べた直後は動きたくないから洗い場にためておき次の日の朝に洗っていた。

残飯に至っては三角コーナーにある程度たまってから直接ゴミ箱へポイーとしていた。

 

まさか、コレか? 嘘でしょ?

臭いとか全然しないのに・・・・・

 

半信半疑のまま、とにかく比嘉さんに言われたことを実行した。

 

 

第8章 閉幕

結論からいうと、ものの1ヶ月でGは消えた。

 

今までの争いはなんだったのだろう、ここは間違いなくG界と人間界の接点だったはず。それがどこかへいってしまった。

本当にいなくなったことが信じられなかった。

 

比嘉さんから貰ったアドバイス

 

①食器はためるなすぐ洗え

②生ゴミはためるなすぐ捨てろ

③生ゴミは一度、1斤袋などに入れて密閉してからゴミ箱(蓋付)へ捨てろ

④玉ねぎの皮、ビールの空き缶、コーヒーの残り。これも袋に入れてすぐ捨てろ

⑤何か食べるときはいつも同じ場所(ソファとかテーブルとか)で食え、色んなところで食うな。で、そこだけでいいから毎日掃除機かけとけ

 

これを実行しただけ。

なんの駆除剤も殺虫剤も使わずに、僕とGとの1年戦争は終止符をうった。

 

エピローグ

いかがでしたか?

全部僕の実体験です(笑) 多少想い出補正もありますがほぼ正確です。

 

沖縄のGにまつわる話は色々あって

・観光客がカブトムシと間違えてホテルに持ってきた

・屋外の公衆便所に入ったら壁一面がGだった

・デカすぎて乳児くらいならたやすく咬み殺す

・毒針もってる

・本気で火星にいる

 

などなど、まことしやかに囁かれているとかいないとか。

 

この時期が来ると思い出す今日この頃です

 

 

あ。

ちなみに最初の画像ですが・・・

 

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以前離島で釣った伊勢海老を画像加工したものです。    おしまい。

 

 

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