アメリカ往復ソロキャンプの旅⑪アリゾナにも穴はあるんだな･･･ｺﾞｸﾘ【メテオクレーター】
12日目スタート
昨夜は猛烈な風の夜だった、1～2時間おきに風の音で目が覚める
あー、寝てねーわーツライわー（ミサワ
さすがに朝は治まってるだろう、なーんて思ったら大間違いでした。大して変わってないっていうくらいビュービューと吹いていた
立っていると体が持ってかれそうになるくらい強い･･･今日ホワイトサンズ国立公園だったら大変だったかもなぁ
さて、それでは目の前にあるペトリファイドフォレスト国立公園へ行ってみましょうか( ˘ω˘ )
朝は8時開園なんだけど、すでに10台くらいの車が入って行った。そんなに人気なの？ココ
木の化石の森公園
ゲートが見えたので年間パスをドヤ顔で持ちますﾌﾌﾝ。何せ80ドルもしたし、3つ以上国立公園に行かないと元が取れないからね( ˘ω˘ )
ホレ！これが目に入らぬかー････てあれ？
誰もいないんだが？えーと、ブースくろーず？？チョチョチョ、入園料20ドルはどうすんのさ
何とフリーパスで入れちゃった。俺の年間パス････
5分ほど道なりに行くとビジターセンターがあった。ちょっと覗いてみよう
中は結構凝っていて、博物館のようなレベルの高い展示物がずらりとならんでいた
それにしてもこんな早い時間だというのに結構人がいるもんだ
どうやら色んな恐竜の化石が採掘されたみたい
これこれ！これがこの国立公園の目玉商品
このペトリファイドフォレスト公園は、木が化石化されて発見された珍しい場所
ビジターセンターの裏には10分ほどのトレイルがあるので行ってみました！
こんなんぱっと見で岩石にしか見えない････が木です
あれ？？？
センター内にあったようなテカテカの翡翠みたいな色を期待したんだけど
どうやら外の木はワイルドすぎてこんな渋い色になってるみたい
割とこじんまりといた全景。他にもトレイルはあるみたいですが、他も同じような風景なのかな
化石好きの人にとっては、もしかすると垂涎ものなのかも･･･僕はまぁ。うん。あれですわ
そして何気に駐車場に転がっていた木の化石が一番綺麗だった気がする(笑)
この公園はこれにて終了。地味と言うかマニアックな公園でしたね･･･
そういえば帰りにゲートを通った時、ゲートにはスタッフの人がいて入園の車から普通にお金取ってたな･･･どゆこと？
もしかして朝一番に入ると無料なのか？だからあんなに朝から人がいたのかな
ここの入園料は車一台で20ドル。･･･しかしアレで20ドルは取り過ぎかも。だから無料ってか？わかりません
次なる目的地目指してI40号線を西へ
どーーーしてもグランドキャニオンと同じくらい行きたかった場所！！
それがこれなんですが、何かわかりますかね？一見するとただの丘なんだけど
実はこれこそNASAも垂涎のアノ跡地なんです。さぁなんでしょうか
こちらが入口の施設、ここは国立公園ではなく私設なので年間パスは使えません
入場料は1人18ドル。なかなか取りよる
建物内は結構立派
これがヒント、むしろ主役
博物室を色々と見ますが････メインディッシュは最後にやってくる
ハイどーーーーん！
この圧巻の景色を見よ
この場所はメテオクレーター。別名バリンジャー隕石孔とも呼ばれている隕石の落下跡地です
（漫画ARMSを呼んだ人ならオッとなるはず）
バリンジャーとはここが隕石の落下によって出来たことを証明した人の名で、それまでは「ただの大昔の火山口だろﾌﾟｯ」とか言われてたみたいです
それを私財を投じて調べ、現在に至るというわけ。
以下Wikipediaより抜粋
バリンジャー・クレーターは今から約5万年前に地球に衝突した隕石によって形成されたクレーターであり、直径約1.2 - 1.5キロメートル[2]、深さ約170メートルである。クレーターを取り囲む周壁が特徴的で、周囲の平原からの高さは30メートルである。
（中略）
バリンジャー・クレーターを作ったのは直径約20 - 30メートルの鉄金属隕石である。隕石は太陽よりも輝かしく燃えながら大気圏を通過し、時速4万キロメートルを超える速度で落下したと考えられる。そして、地上に激突した隕石は凄まじい爆発を引き起こした。そのエネルギーはツングースカ大爆発の3倍を超えると推測される。この爆発は、総重量は1億7,500万トンと推定される岩石を掘り起こし、孔の直径1.2キロメートル、深さ170メートルのクレーターを残した。
（中略）
衝突地点から半径3キロメートルから4キロメートル以内の生物は、衝突と同時に死滅した。その後、衝突によって発生した巨大な火の玉によって半径10キロメートル以内のあらゆる物質を焦がし、時速2,000キロメートルに及ぶ衝撃波が半径40キロメートル近くまで広がり、半径14キロメートルから22キロメートルまでのすべてを何もない荒野に変えた。
とにかく････とてつもない。それしかいう言葉がありません
見学用の歩道はアッパー・ミドル・ロアーと上中下に分かれてて、それぞれ見る高さと角度が違う
なんだけど、もう隕石孔がデカすぎてどっから見ても同じだよ！( ﾟДﾟ)
この中心の底の部分には何かの調査施設（？）があるんだけど、本当に遠すぎて何も見えない･･･カメラの200mmのレンズで見ても全く分からん。どんだけ遠いんだ
施設の望遠鏡で見るとNASAの宇宙服を着た看板が立ってるのが見えました(笑)
ずっと見てると頭がクラクラしてきます
ここを実際に見る事が夢だったので、本当に感動しました。。。疲れも吹っ飛んだ（･･･隕石だけに( ˘ω˘ )ﾌﾟ）
※ここへの通り道「制限速度50マイル！ただし隕石は26,500マイル」ていうアメリカンジョークの看板があったので、訪れる人はどこにあるのか探してみて
今日は2つも見学をこなすことが出来たぞ、あとはキャンプ場だけだな
どうでもいい事だけど、道中にルート66の道があった
以前はシカゴとカリフォルニアを結ぶ国道で、大陸横断のメインルートだった道。1985年に廃線。今でも古き良きポップカルチャーを懐かしむため、こんな建物が残ってたりする
この国道の標識などはステッカーとして良く見ますもんね( ˘ω˘ )
荒野の無料キャンプ場
フリーウェイを西へ進み、途中キングマン（Kingman）という何か凄い名前の町で小休止。ネットで本日のキャンプ場を探す
と、割と近くに無料のキャンプ場があることが分かった。そういえば無料のキャンプ場は久しぶりな気がする
グランドサークル周辺やアリゾナは有料キャンプ場ばかりなのに、太っ腹だ。よし今日はここへ行こう！どうか空いてますように･･･
キャンプ場はキングマンの町から15分の場所
フリーウェイのすぐ脇にある珍しいタイプ
サーバットフットヒルズキャンプ場（Cerbat Foothills Recreation Area）
出たぁ！無料サイトならではの、ベアグランド（裸地）
仕切りも無し、ベンチも無し！これぞ男のキャンプ場
僕以外はほとんどRVですが･･･
ここをキャンプ地とする！！
獣とエンカウント、肉を狙われる
とりあえずやること無いので、その辺をハイキング
メチャクチャ気になる洞穴見つけたけど、メチャクチャ小便クサイ( ﾟДﾟ)やってること田舎のヤンキーやんけ
もしや田舎のヤンキーがここへ･･･？
大きな岩山の周辺を周ってみる
なかなか良い景色
ここはフリーウェイから死角になっているので歩いて来なければ見られない景色だ
どうやらまだまだトレイルルートが続いているらしい。パッと見でもかなり長そうなのでご遠慮いたしました
何だろう、こんなお菓子があった気がするんだけど
テントを立てる前にクッキングタイムスタート！早いうちからディナーすると後々ラクってことが身にしみてわかった
今日もステーキバーガー
するとどこからともなく獣がやってきた！( ﾟДﾟ)
ゴラァ！( ﾟДﾟ)
前日から泊まっているという初老の男性の犬でした、これまで2人で800マイル以上（約1,300㎞）もトレイルをしたんだそうな。スゲェ、でも肉はやらんぞ
ちなみにこの男性はベジタリアンだと(笑)
犬の気持ちが痛いほど分かった瞬間だった
メシ後はさっそくテント設置。
何とか車を風除けに使う、風は昨日より弱まる予報だけどそれでもソコソコ吹き付けてくるしかも夜間の最低気温は5度････頑張ろう沖縄人
という訳で無事にキャンプ地が確保でき、これで横になって寝られる( ˘ω˘ )
もうそれだけで幸せっす･･･
満天の星空の下、今日はここでおやすみなさいzzzzzまた明日
本日のルート
見事に直線！効率良し
約270マイルでした。このまま無事に進んでいきたい
本日の写真ギャラリー
白黒写真の方がいいじゃない
アリゾナに来たら絶対見よう、メテオクレーター
こんな粋なポイントもある、意外に気付きにくい場所にあった
ご一読ありがとうございました
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