アメリカ往復ソロキャンプの旅⑬デスからの生存、色彩豊かなカリフォルニアに退避【ウィリアムズヒルキャンプ場】
14日目スタート
地獄の強風から一夜明けた・・・・・生還、は当たり前としてテントが心配
良かった大丈夫そうだ、テント内には砂が結構入っていたけどどこも破れたりしてなけりゃ大丈夫!
ちなみに朝の気温は6℃。昼間の32℃はどこに逃げてった( ゚Д゚)
デスバレーキャンプをいかが?
他の方々はほとんど車内で過ごしてたようだ。皆自家用車を改造してベッド設置してるのよね、アメリカのキャンプではこれが一番賢いと思う。
上の写真奥の2台の車、それぞれが別のテント組だったけど、2台で協力して車をうまいこと壁にしてたみたい。こういうチームプレイが生まれるのもテントキャンプ場の面白さ
風上側の隣のグループ、奥のテントは斜めになってる。天井高い分昨日は凄い事になってたんだろうな
雲が龍の巣みたいでまだまだ風も強かった
空がこんなに近くに見えてなんのこっちゃ分かりません・・・とにかく悪天候!
暑さだけが問題だろうと思っていたデスバレーキャンプ・・・まさかの強風と寒さが敵になるとは
まさに地獄の入口、この旅で一番辛い夜だった
デスバレーとさようなら、景色の雄大さと禍々しさはこれまで訪れた国立公園内でも一番だと思う。
この公園だけを見る来ても、アメリカに来る価値がある。それくらい良かった
元気のある方はキャンプも是非・・・
一路デスバレー国立公園から西へ進む
ほどなくして目の前に、セコイア国立公園やヨセミテ国立公園へとも繋がる山脈にぶち当たる
ヨセミテ側の山々には白い冠雪が見える
この山脈とデスバレー側の山脈の間から、何とも不気味な風景を見ることが出来た
物凄い雨が降っているのは名称不明のデスバレー側の山々
対して反対側は晴天のセコイア側
自然の雄大さを見れた気がしたなぁ
さてさて折り返し地点をサンフランシスコと決めそこに向かっているんだけど
このセコイア国立公園のある山がホントに邪魔なんです(笑)
地図で見るとよく分かる
この山を越える道が、無い。。。
なので最短ルートは南回りの迂回路を通るしかない。それがセコイア国立公園の峡谷。ここがなかなかの難所で、右に左にとクネクネする道を通るしかない
デスバレー以前には見ることが無かった雲がこの辺からは増えてくる、また天候が変わるのか・・・毎日がグランドラインを旅してるみたい
セコイア国立公園南側の道は、片側1車線。谷側に落ちれば一発ツモ死
なのにこの道を走る車、後ろから煽ってくるわ、走り屋気取りのスポーツカーが追い抜いていくわでもう気が気じゃない・・
何度も退避場所に避難。余計に時間かかってしまった( ˘ω˘ )メチャクチャ景色は良いけどね
はぁ、やっとのことで山を越えた。まさかアメリカまで来てこんなクネクネ道を走ることになるとは思わなかった
一旦ベイカースフィールド(Bakersfield)という町で休憩し、今日の作戦を考える
今日も今日とてキャンプ旅
今日はどうしようか?すでに270マイルは走っているが、気合を入れればこのままサンフランシスコまで行くことも出来る。
ただし到着は夜。・・・・・夜、か。
夜のサンフランシスコのダウンタウンの街を車で走る?ニューオーリンズであれだけ失態かまして、結局逃げ帰ったのに?
hahahaha!
出来るわけねぇよ
と言う事で、今日はサンフランシスコにやや近付いた場所でキャンプすることにした
キャンプ地はここから西にあるロックウッド(Lockwood)という場所
どうやら夕陽の綺麗な場所らしいが、これから行って間に合うのか。とにかく行ってみよう
南カリフォルニアらしい色彩豊かな光景だ
この数日は茶色と黄色と黒の岩盤しか見てないもんなぁ
天から神が祝福してらっしゃる。無事にキャンプ場に泊まれますように・・・昨日の惨劇後に車中泊だけは勘弁
さすがカリフォルニア、延々とブドウ畑が広がっている。そういえばカリフォルニアワインって有名だもんね
ベイカースフィールドから約2時間後、とうとうハイウェイを降りキャンプ場へと向かう道に出た。が
うひょーーーー、未舗装路!( ゚Д゚)
これまで避け続けてきたけど、とうとうコレを走らなければならない状況に来たか
しかもナビでは残り20分、約9㎞となっている。だだだ大丈夫か
しかし景色は美しい。
ガガガガガ・・・・と石を跳ねる音、そして砂煙製造車となる
10分ほど農場の中の道を走り、とうとう山道に出た!登れるのか!!
結構急坂だ、ちょっとでもアクセル強めたら後輪滑りそう。ここも右側は谷になってるから落ちたらアボン
くそっ、コイツの顔を思い出してしまった
そして、なんとか頂上に登り切りキャンプ場に到着!どうやらこの広場がそうみたい
良かった全然人がいない(1組だけプリウスで来てる猛者がいました、こっちはカローラだけど)
ここをキャンプ地とする!!
車はこの通り砂だらけ・・・・レンタカー屋の兄ちゃんも、まさかこの車でカリフォルニアまで来てるとは思わんだろうな
日が落ちる前にすぐテント設置、それからメシの準備だ( ゚Д゚)
不思議なことにここは山の上なのに風が全然無い、今日の天気が良いだけなのか?デスバレーのはなんだったの
こないだラスベガスのウォルマートで見つけた、クノールのリゾットを試してみる
水に入れて沸かすだけの簡単料理、何でもいいから米を食べたかった
昨日と違いすぐに沸騰。高度ありがてぇ
玉子も1つ入れてみた、10分もしないうちに完成。
味の方はと言うとメチャ美味いっす( ˘ω˘ )さすがクノール様
こんな簡単に鍋一つで出来るとあれば、もうレギュラー料理に参加決定!朝ご飯にも良さそうだしまた買ってこよっと
さぁ日没が迫ってきた
少しでも高い場所を探し、カメラと三脚を持ちながら移動開始。食べた直後だけに胃が痛い
この道が上に続いている、そこがこの山の真の頂上っぽい
ギリギリセーフ!(一眼レフの方ではちゃんと太陽を捉えた)
メチャクチャ綺麗な夕陽&夕焼け
遠くの山が映える良い景色
この旅で何度も日の出日の入りを見てきたけど、本当にどれも飽きないし感動するなぁ
この砂地の部分がキャンプ場
苦労して(車が)砂まみれになった甲斐があった
しかもこのキャンプ場、ベンチもゴミ箱もトイレも何も無いけどLTE電波だけは普通にあるという、他では珍しい裸地キャンプ場だった(笑)
少しばかり夕景を撮影し、今日はここで就寝。おやすみなさいzzzzz
本日のルート
デスバレーのキャンプ場からベイカースフィールドの町まで
町からキャンプ場まで
今日は350マイル(約560㎞)ほど走りました、このペースでサンフランシスコを目指したい!
本日の写真ギャラリー
禍々しい、けども美しいデスバレーの光景
日本のアルプスのようなヨセミテ側の山脈
そして最高の夕陽に出会えたキャンプ場
ご一読ありがとうございました
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