アメリカ往復ソロキャンプの旅⑧ビッグベンド国立公園で大迫力の景色と対面【グアダループ国立公園】
9日目スタート
昨夜の強風はモーテルすらも揺らすほどの強さだった・・・しかも深夜からは底冷えするような寒さ。昼はクーラー、夜は暖房(笑)一日に四季があるんだが
朝のサンダーソン、風は止み日差しが強い
今日はビッグベンド国立公園へと向かう、いよいよグランドサークルらしい国立公園だ
Big Bend National Park (U.S. National Park Service)
まず北側入口に繋がるマラソン(Marathon)という町で給油
これまで平均して1ガロン当たり2.40ドル前後だったが、ここでは2.84ドル( ゚Д゚)
ひと昔前の旅館の自販機の値段設定みたいなものか
このマラソンの町も非常に小さな町、ここに来るまでに似たような風景のゴーストタウンも見かけた。この道沿いにはそういったゴーストタウンがいくつかあるみたい
町から公園まで結構距離がある、数マイルほど進むと景色がガラッと変わった
小高い丘もあれば遠くには山脈のような山々も見える
道の途中でビューポイント発見!
360度の広々とした景色を眺めていると、ブンブンと蠅がうるさい・・・
砂漠地帯には蠅が多いと聞いてたけど、ここもそうなのか( ゚Д゚)めんどくさいなぁ
違う!ブンブンの音がデカイ、こりゃミツバチだ
なかなかの数に囲まれてた。襲いはしないだろうけど、まとわりついてきて怖い。ヒィ
町から数十分走りようやく公園入口
道路沿いの小さなチケットカウンター小屋(チケット見せるとこ)は何故か閉まっていて、窓には『この先のビジターセンターへ』と張り紙がされていた
そのビジターセンターも閉まってた。オイ・・・昼休憩
11時半~12時半までが昼休みのよう。待ってても良かったけど時間通りに来る保証もないので、この先にある別のビジターセンターへと向かった。
早くビジターセンターで入場料を払わないと無賃入園となり、パークレンジャーに見つかると怒られるのでね。
道中、化石が発見されたという場所があった
あそこで発見されたよーという案内がある、ヘリで運んだのか
陰に入るだけ肌寒い、外に出ると暑いというのに
隣の展望台からその風景が見られる。どこまでも広い、圧巻
また車を進める、どんどん大きな山が近づく
RV車いいなぁ、これがあれば最悪宿泊は何とかなるからなぁ( ˘ω˘
チソスビジターセンター(Chisos Mountains Visitor Center)到着
このビッグベンド国立公園には拠点となる場所が3つある
公園の中心部にあるチソスバシン(Chisos Basin)
南西にあるカストロン(Castolon)
南東にあるリオグランデ(Rio Grande Village)
中心のチソスはアクセスも良く、施設の設備もかなり充実しているのでここが一番の人気ポイント
さっそくビジターセンターにて入場料を払う。
僕の場合はこれから色々な国立公園を周るつもりなので、1年間全ての国立公園に入ることが出来る年間パスポートを購入した、値段は80ドルで同時に4人まで入れる。だったかな??( ˘ω˘ )詳しい事はよく分からん、どうせソロという名のぼっち旅だし
このレシートを運転席側に貼る、ちなみに一回の入場料は25ドル。これで1週間何度でも出入りが出来る。書かれた文字はその期限月日
そして早速問題発生
このチソスにあるキャンプ場で今日泊まろうかと思ってたんだけど、すでにいっぱい・・・
あ。そういえば今日は土曜日だった、そのせいだ
スタート地点のノースカロライナからここまでキャンプで来たけれども、一度として混雑しているのは見たことがなかったのでちょっとビックリ
ビジターセンターへもう一度行き、他にキャンプ場がないか聞いて見たところ
他の2つの拠点にも同じようなキャンプ場があるとのことだった。
しかし、空いてるかどうかは実際に行ってみないと分からない。とも( ˘ω˘ )
公園内には他にも無料のキャンプ場はあるらしいが、それは拠点とは全く別々の場所で、ほとんど未舗装路を走って辿り着く場所らしい。
貰った公園マップにもその場所は書かれているが、センターのスタッフによると四駆じゃないとオススメできないと言われた。普通車で行ってパンクする人も多いそうな・・・
大丈夫、きっと何とかなるさ
チソスを出て次のキャンプ場へ行かねばならない
が、カストロンとリオグランデは全く別方向。どこに向かうかここで決めないといけない
・・・・。少し考え南西のカストロンに向かう事にした!
そっちの方が、次に向かうであろうエルパソ方面に少しでも近くなるからだ
チソスからは約1時間。スタッフの女性は「静かで良い場所ですよー」と言っていた、そうそうそういうのが好きですねん
たまに寄り道したりしながら向かう
約1時間後カストロンのビジターセンターに到着、キャンプ場はもう少し先
この辺境の地カストロンは、かつてコットン(綿)の生産のために開拓された場所らしい今でもコットン畑が広がっていて、これまでの風景とは一変する。ビジターセンターではそんな歴史を紹介する幾ばくかのモニュメントが並べられていた。
それより向こうに見えている絶壁が物凄い迫力なんだが( ゚Д゚)
カストロンキャンプ場へ
さて空いていることを願っていざキャンプ場へ入場~
あれ・・・
あれれれー
満室!!
オワター!・・・オワタ
前回の砂漠のキャンプ場のようにセルフ式、どのキャンプサイトにも滞在中を示すオレンジの半券がクリップされていた。
あ。どうしよう。初日以来の宿泊地見つからず状態
しかし絶景を目前に、思考が完全に向こうに持っていかれた(笑)
せっかくここまで来たんだから、近くまで見に行ってみよう!
凄すぎて凄すぎる。何メートルあるのかな1000mはあるか・・・
この峡谷がリオグランデ、向こうの大地がメキシコだ。こんなん不法入国無理ですな
さて。現実逃避はこれくらいにして
今日の泊まるとこどうしよう(泣)
時刻は15時ちょい・・・どうやら公園内でのキャンプは諦めざるをえないらしい
別の場所を探すか。ここでキャンプ出来たらどんなに良かったか・・・ハァ
週末は予約した方が良かったみたい
後ろ髪を引かれながらビッグベンド国立公園を後にする
公園内は電波が無いので、まずは電波のある所まで出てキャンプ場を探さねば
公園に入ってきた道とは別の道から退園、とりあえずエルパソ方面へ。当初の予定では明日の朝に走るはずだった道なのに
この道も凄い景色
途中で国境警備隊のベースで検問を受けた
この辺りの道には数多くの国境警備隊の検問所がある。方向的にアメリカ→メキシコに向かう道ではスルーだけど、逆のパターンは検問を受けることになる( ˘ω˘ )
この先がメキシコ、空には国境警備隊のものと思われる飛行船が浮かんでいた。不気味で怖い
ようやく公園から北に60マイル行った場所のマルファ(Malfa)という町で電波ゲット!
例のフリーキャンプサイトでキャンプ場を探すが・・・
近くには全く無しグヌヌ
2時間ほどの先にある国立公園にはあるようだが、果たして空いてるのかどうか不明。既に車中泊を覚悟していたので、観光ついでにとりあえず行ってみようの気持ちで向かった。諦めると楽だわ
これから向かう先はグアダループ国立公園、到着は夜だなこりゃ
10分おきに野ウサギが飛び出してくるビックリハイウェイをひたすら走る・・・左側では役目を終えた太陽と夜空のバトンタッチ
日没から数時間が経ってもまだ西の空はボンヤリと明るくて、山の稜線がハッキリ見える。
そして頭上には無数の星( ˘ω˘ )
もうこの景色見られたからおなかいっぱいですわ。
グアダループ国立公園
予定通り2時間後に公園内到着、すると沢山の路駐車が( ゚Д゚)
やはりと言うかキャンプ場はすでに埋まっていて、溢れた人らが車中泊していた
仲間に入れてクダチィ。10数台は並んでました、真っ暗
手ぶらで今日を終えるのも悔しかったので、早々に星空撮影開始( ˘ω˘ )
こんないい景色はすぐに撮っとかないと!気温は9度、風は無いけどやっぱ寒かった。
てなわけで9日目はこれで終わり。最後は車中泊という味気ない終わり方になってしまった・・・
しかし良い教訓だった。比較的空いていると言われている4月といえど、やっぱ週末は混むんだな(笑)今後は週末は移動メインにして無名のキャンプ場に泊まろうかな。東アメリカと違ってこの辺はやはりキャンパーが多そうだ
明日はエルパソからホワイトサンズへと向かう予定。今度こそ横になって眠りたいです・・・
本日のルート
サンダーソンからビッグベンド国立公園へ
ビッグベンド国立公園からグアダループ国立公園へ
色々含めてトータルで450マイル(720㎞)でした、もう100マイルくらいは何とも思わなくなってきた
本日の写真ギャラリー
何もかもが迫力あり過ぎて、クラクラする
途方も無くデカイ反り立つ壁。グランドキャニオンも谷底から見るとこんな風なんだろうか
何も無いハイウェイ。しかし景色はあった
計画には無かったグアダループ国立公園の夜空。これを見れただけでも良かった
ご一読ありがとうございました
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