【魚眼レンズ】フィッシュアイコンバーターで、色んな沖縄を撮ってみました
魚眼レンズ買っちゃいました。
正確に言うと持っている単焦点レンズに装着する、フィッシュアイコンバーターというやつです
普段はSony α7カメラと28mmの単焦点レンズで、風景写真を中心に色々と撮ってるんですが
どうにもこうにも若干飽きがきまして・・・・そこで何か面白いレンズでもないものかと詮索していたら
そういえばこの単焦点レンズには2つのコンバーターレンズがあったではないか。
ウルトラワイドコンバーターとフィッシュアイコンバーター
ウルトラワイドの方は画角が92°に広がる(単焦点レンズのみでは75°) 焦点距離21mm
そしてフィッシュアイのは画角が180°! 焦点距離16mm
かなり悩みに悩んだ末、どうせなら思い切った写真が撮れるフィッシュアイの方をポチ。
待つこと数日、無事に届きましたのでさっそくテスト撮影に行ってみました
向かった先は豊崎海浜公園、瀬長島ウミカジテラス、嘉数の高台公園、そして夜の首里城公園です。
風景・街角スナップをメインターゲットにして、購入を迷っている方の参考になれれば幸いです
昼景。豊崎海浜公園
装着したファーストインプレッション。
デカい・・・・そして重い・・・・・
購入前から分かってはいましたが、ここまで重量感があるとは( ゚Д゚)笑
単焦点レンズが200gなのに対し、このコンバーターレンズは単体でも約420g
それがさらにレンズの先端に付くもんだから、その重量感はハンパない。
さっそく撮ってみる。
まずは晴天下の風景写真から (絞り優先モード,F9,ISO100,クリエイティブスタイル風景)
明るさが違うのはテストですゆえご勘弁
ほぉぉぉおお( ゚Д゚)
ホントに魚眼(笑) 当たり前だけど
手持ちのレンズがこんな簡単に変わるなんて、結構おどろき。
コンバーターレンズというのは、レンズ前面のフィルター枠にはめるだけなので
脱着がかなり手軽にできます
通常のレンズ交換と比べても体感的に1/3くらいの早さでしょうか
左手のみで取り外しが可能な点も手軽で便利です
それから装着時には、カチッカチッと小気味良い音がします。
瀬長島ウミカジテラス・昼景
次は最近瀬長島にできた話題のスポット、うみかじテラスへ
ここではフィッシュアイコンバーター装着時と、取り外した通常の28mm単焦点レンズとを比べてみます
フィッシュアイ撮影
28mm単焦点撮影
どちらがいいかは好みになると思います、ちなみにフィッシュアイコンバーター装着時は開放F値が3.5まで絞られます。
単焦点レンズは開放F値2.0です、昼景ならばあまり気にならない程度ですが
暗くなる場面では大きな影響がでそうです。
フィッシュアイ撮影
28mm単焦点撮影
意外に難しい水平合わせも、フィッシュアイなら誤魔化せそうです(笑)
下の写真は完全に水平ミスですねー
フィッシュアイ撮影
28mm単焦点撮影
腕が悪いのでネムたい写真になってしまいました・・・
花の大きさが大体同じになるように撮ってみたんですが、フィッシュアイではこれだけ背景が映り込みます。
最短撮影距離は
単焦点レンズがAF時0.29m、MF時0.25m
フィッシュアイコンバーター装着時が0.22m
フィッシュアイ装着時の方が最短撮影距離が短いんですね。
フィッシュアイ撮影
28mm単焦点撮影
同じ画になるように辛抱強く飛行機を待ってみた
瀬長島での撮影は以上です。
↓ こっから余談
それにしても瀬長島は大分変わったなぁ
ウミカジテラスもそうですが、島の頂上には立派なホテルまで建って
観光客も頻繁に訪れるようになっちゃってモウ・・・・涙がチョチョぎれますゎ( ゚Д゚)
え?以前はどんなだったかって?
言えない・・・・
街灯も全然無くて、暴走族あがりのドリフト族が跳梁跋扈して、島のあちこちに廃タイヤやら業務用冷蔵庫やら
訳の分からん産業廃棄物が不法投棄されていた、豊見城のダークアイランドだったなんて
そんなこと言えない。
嘉数高台公園・夕景
場所をさらに移動、宜野湾市にある嘉数高台公園へ。普天間基地が一望できることでも有名です。
魚眼撮影の定番、見上げる撮影
思っていたよりも周辺部分がハッキリ写っていたのでビックリ
しっかり絞れば周辺減光も少なそうです。
個人的にローアングル撮影が好きなのですが、フィッシュアイとの相性は良さそう
展望台から撮ってみます。28mm単焦点撮影
フィッシュアイ撮影
歪みは周辺にいけばいくほど強くなります(上下左右)
水平線などの歪みの程度は構図で調整します。
地味~に普天間基地が写ってます(右側)
嘉数高台公園でググればもっと良い写真がワンサカ出てくるので、他の構図は他の方にお任せします
一時間ほどボーっと ポケモンGO しつつ、もう少し太陽が落ちるのを待つ・・・
フィッシュアイ撮影
28mm単焦点撮影
若干暗くなり始めました、こうなると単焦点レンズの方が描写が良いような気がします。
が、やはり好みとしか言えませんね( ̄▽ ̄)
コンバーターレンズは慣れれば1秒位で脱着できるので、2パターンで撮る方法も良さそうです。
そして魚眼撮影のテクニックのひとつ、撮った写真をぐるっとひっくり返して
題:地球
分かりやすいように少し小さくしましたが
狙って撮らなくてもこうなるので、飛び道具的な手法ですが簡単に出来ます。
首里城公園・夜景
夕景の次は夜景です、首里城公園へ
右下に思いっ切り僕の影が写り込んでます(笑)
魚眼ならではのミスショットで、撮影者の足先が写りこんだり、影が映ったり・・・
足先の写り込みは簡単に回避できるんですが、影の写り込みはかなり深刻で
構図によってはどうやっても写ってしまうことがあります
光源を背にした場合はかなり大変です。他の影と重なるようにしたり、うまくしゃがんだりして
対策をとったほうが良いでしょう。
で逆に、光源に向かった場合はというと
星も結構出ていたんですが、この日は68年ぶりのスーパームーン・・・
満月の2日後でも月がかなり明るく、星景撮影には適していませんでした。
光源に向かうと(光源である)月の周辺にフレアとゴーストが出ています
フレアとゴーストの出現率は、単焦点レンズのみと比べると増えている気がします。
フィッシュアイ撮影
夜景撮影ですが、高さが足りないので迫力がありません
もっと俯瞰で見下ろすような場面じゃなければ使えませんね。
瀬長島ウミカジテラス・夜景
首里城公園が全然ダメだったので、再度夜のウミカジテラスへ
さっそくフレア出てます、右下ゴースト
気にするとかなり気になってくるのがコイツら。夜の撮影では大敵。
フレア・ゴースト対策のひとつ、光源を隠す手段をとると気にならない程度に解消されました
所謂ハレ切りと呼ばれる手法ですが、手などで光源を隠すハレ切りは魚眼なので無理そうです(手が写り込む)
構図でハレ切りをするのが無難そう。
それから気のせいかもしれませんが、夜なのにシャッタースピードがいつもより早い気がします
画角が広いので、光を集めやすいのでしょうか?
首里城公園での撮影では三脚を使用しましたが、ここでは手持ち撮影です
開放F値3.5ですが、一段階絞って撮影してます。ほとんど問題ありません。
フィッシュアイ撮影
28mm単焦点撮影
ちょっと遠くの被写体を撮りたいときは、コンバーターレンズを外します
28mmが望遠に感じてきた( ゚Д゚)
ここで少し注意点
フィッシュアイコンバーター使用時のF値は取り外し後も変わらないため、外した後は
状況に応じて再度設定しなおす必要があります。
ちゃんとカメラ側でコンバーターレンズの使用を認識しているんですね。
おまけ・猫
ここまでいかがでしたでしょうか
簡単ですがざっくりとテスト撮影してみました。
色々と撮ったうえでの個人的な感想は、かなり使えるヤツという印象です
画角が広いことより、魚眼レンズ独特の歪みが結構気に入りました。
それから着脱がかなりスムーズで、異なる2つの撮影がササッと出来るのは
撮っていてもかなり楽しいです。コレ大事♪
最後にポートレートではどうなのかなと思ったので、試してみました
コ ッ チ 見 ン ナ 。
(撮影地:猫まるカフェOkinawa まるこ)
ダメなようです。