ぶらり沖縄人

沖縄ではなく、沖縄人がぶらぶらしてるようです

少量のマイナスイオン発生中   名護市轟の滝

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沖縄自動車道の最北端ICの許田(きょだ)ICを下りるとまず目につくのは鮮やかに広がる東シナ海でしょう。北に進路をとると左手に見える海は「あー沖縄だねぇ」と最初に感じる感想ではないでしょうか

 

許田ICからは沖縄の大動脈ともいわれる国道58号線へと繋がり、そこからは先へは「美ら海水族館」や「古宇利大橋」などの北部観光コースへと続く道となります

 

沖縄の北部地域はいわゆる「山原(やんばる)」と呼ばれ、小高い山々が続きその麓と海との間に集落があるのが特徴です。山といっても低いですけどね

あの天然記念物のヤンバルクイナの名前の元にもなってます。

 

海ばかりがフォーカスされる沖縄ですが、この山原では少ないながらも川や渓流があり、海に飽き飽きしている沖縄県民のあいだでは今トレッキングやリバーカヤックが密かに流行っています

 

さて、今日向かったのはそんな「山側」にある憩いの場。「轟の滝」

 

左見率99.9%の完全アウェー・・・

さてこの轟の滝、どこにあるのかといえば許田ICを下りてすぐそこ。名護市の数久田(すくた)という地区にあります

 

 

・・・・なんとまぁ目立たない場所にあること。

 

いや場所自体は国道から10分もいけば着くんですが、なんせ国道からの進入経路の反対側に東シナ海の海が広がっているため高速を下りた車からは、こっち側に視線が集まることが無いんですね・・

 

沖縄の高速道路を北に進むと、屋嘉ICあたりまでは右手側に太平洋を望むことが出来るのですが、その途中からはほぼ山の中なんですね。しかもシーズン中は許田ICを下りるのに1時間の渋滞とかザラだし

 

そんな山の中で渋滞にはまり、周りは全部車だらけ。。。やっとのことで目の前に広がる海を見たら誰だってそこにしか目がいかないですよね

 

でも、それでもいいんです。そのかいあってか誰もいないスポットになってるので

 

到着難易度は☆3

国道58号線から数久田のT字路を右に曲がる、歩道橋があるのですぐに分かるはず。曲がったあとは小さな川にかかる橋が見えてくるので渡ってから川沿いに左に進みましょう。

 

まーっすぐ行くと未舗装のひらけた場所に出るのでそこに適当に車を停める・・・。ここまで案内板も特になし

 

 

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未舗装の道を歩いていくとこんな光景が、この小さな橋を渡ると5分とかからず滝にでる。

 

 

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しかしこの日も暑かった・・・小川が流れているが涼しさは全く感じれません。頭上を覆うほどに枝をはった木々のおかげで直射日光は少し和らいでいるか・・・

 

人の気配もゼロ。川の音と蝉の声が耳の奥まで響いてくる、さっきまでの車だらけの国道とはえらい違いだなぁ。少し入っただけなのに

 

 

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足場は少し土が目立つ、ただこういった道なき道は30mほど。すぐに滝に着くことができます(雨の日はかなりぬかるむかも)

 

轟!の滝!!

しかしここまで来ても滝の音が全くしない、ちょっと不安に・・・と

 

 

チラ

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あ。 着いた

 

ほほう、なるほど。うんうん・・・・・・・・・・・ちっっっっさ!!!!

 

と思ってはいけません、そういう滝ですから

 

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滝の高さは約26m、滝壺の幅は6m、深さは約1.5mだそうです(すぐそこの案内板に書かれてました)

 

この日はそこまで深さもなく、水量もやや少なめな気が。

まぁ川や滝って前日の雨量に左右されますからね、梅雨が明けてからの沖縄は全然雨降ってなかったから

 

ここまでくると滝から流れ落ちる水の音が聴こえる。派手さはないが変に落ち着けてくる音だ・・・これがマイナスイオンパワーか

 

しかし「轟」とはまた大層なネーミングなことで。

 

goo辞典によると

【轟】 車・雷鳴・大砲などの大きな音の形容。また、それが響くこと。

 

だそうです、ぜひお越しの際は大砲を持ってきて下さい。

 

「小さな山原」の魅力です

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実は沖縄にはまだまだこういった「山側」のレジャーがあるんですよね

 

今回の轟の滝はその中でも一番行きやすいのではないでしょうか。許田ICを下りて時間があればちょろっと足を運んでみてはいかがです??

 

御一読ありがとうございました!今週末もぶらぶら沖縄を旅してきます