ぶらり沖縄

沖縄に住みながら沖縄を旅する

太平洋が一望できる廃墟な展望台。 うるま市野鳥の森自然公園

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うるま市を車でぶらぶら走っていると、なにか気になる看板発見

 

「野鳥の森自然公園 → 」

 

おぉ、物凄くよさげな名前だ。ここに存在することすら今まで知らなかった。何となく第六感が反応したのでぶら〜っと行ってみることに。

 

見えてはいるがなぜか着かず

油断した・・・・。

 

先ほどの看板(案内表示版)は県道224号線にポツンと表示されていた、場所はうるま市役所の目と鼻の先。

 

公園の展望台と思われるものが海方面の高台に見えていたので、これは楽勝とタカをくくって向かったのが失敗だった。

 

案内板に従い県道から集落へとつながる細い道へと曲がる。集落の中を通りながら「次の案内板まだかなー」なんて思っていたら先程と同じ県道に合流した。 ・・・え?通り過ぎた??

 

もう一度同じ道から進入。今度は集落から展望台に向かっている道へと進むことに、すると展望台は目前にあるのだが高低差のある道を進んでおり一向に公園に着かない。とりあえずGoogleマップで確認することに・・・

 

なるほど、集落内にある物凄い細い道を通って行くようだ。

 

今度は地図を確認しながら細い道の方を曲がる、対向車がきたらジャンケンでもなんでもしてどちらかがバックで譲らなければならない道だ。

 

案内板発見から15分。ようやく目的の公園にたどり着いた・・・結局、案内板は県道にあったひとつだけだった。

 

廃墟好きのアンテナに引っかかる場所

着いてすぐに違和感を感じる。

 

まったく人が立ち入った気配がない・・・

 

大体こういった野鳥観察系の展望台は平日だろうが昼間には人がいるものだが、誰もいない。それどころか人が行き来しているような跡もない。この日は少し雲が多かったが天気は晴れ、なのになぜか薄暗〜い。   大丈夫かこれ。

 

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この歩道を見て。 あ、このパターンか。と気持ちを切り替えることに。

 

そう、廃墟的公園のパターン。 

子供達の声が全く聞こえなくなり、いつしか錆びた遊具と伸びた雑草が混在するようになったあの雰囲気の公園だ。

 

まさかこんな広い立派な場所がこんな廃墟チックな事になってるとは、入ってみないと分からないもんだ・・・。

 

駐車場は20台程度は停められそうだった、アスファルトも所々に剥げていて車両を整列させるための白線は消えかけていて、もはやその役目を果たしていない。そもそも車がきているような形跡もないが。

 

 

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車を降り公園内へ進むことに。

 

外から見たように結構広そうだ、遊歩道が公園の外周と内部を廻っているらしい。しかし歩道の両脇の木々は枝を思い思いに伸ばしていて、時には身を屈めないと頭上の枝に頭が当たるところもあった。

 

セミの鳴き声と鳥のさえずりが5.1chサラウンドのように四方八方から谺している。そういえばここは「野鳥の森」公園だった、駐車場から公園入口に入るところにここで見ることのできる野鳥の一覧が案内板にあった。

 

しかし長いあいだ風雨にされたためか、カラーだったはずの案内板が無残な色合いになっており、それを見て読み取ることは不可能だった。

 

上に上にと進む

公園に着いてからも展望台は見えているので、とにかくそこを目指すことに。

 

夜景探しのコツと同じでこういうときは高い所へ向かえば大体何とかなる、公園内の道のつながりはサッパリ分からないのでとにかく登り道を選んで歩く。

 

と、駐車場から5分くらいのところで階段を発見。ここだけ上に見える展望台と同じ様な色合いをした階段なのでこれが展望台の入口なのだろう。

 

せめて展望台くらいは・・・と期待したが同じようにここも人が訪れている形跡はない。もちろん誰かは来ているのだろうが、それを上回るほどの自然の成長がその形跡を隠している。

 

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第六感的中の瞬間

展望台の入口から上を目指し階段を上る。

 

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10段程度登るたびに小広場が設けられていてベンチで休むことが出来る。公園自体が高台にあるためこの時点ですでに景色は開けていた。やはり廃墟感はいなめない・・・

 

 

頂上の展望台までは下から約10m位の高さだろうか、およそ3階建ての建物を登るくらいの階段数だった。 最後の螺旋階段を上ると360度を見わたすことのできる展望台に着いた

 

 

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おおー!爽快感と開放感が目に染み渡る。下の廃墟公園の雰囲気はどこへやらだ。

左手に見える建物は火力発電所、右手側には以前紹介した海中道路が遠くに見える。

 

 

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海と反対側はうるま市具志川の町並みが、眼下には天願川が真横に走っている。

 

 

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頂上はこんな感じで普通の展望台の作りになっている。

 

360度の景色を写真に収めながら我ながら自分の第六感の鋭さに満足していた・・・。

 

第 七 感 発 動

と遠くに見える火力発電所を見ながらふとこう思った・・・ここ「夜」来たらどうだろう?

 

・・・・・・・・・・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

 

と、いうわけで行きましたよ、夜にもう一度。 こうなったらヤケクソだ

 

 

怖い、怖すぎる。おすすめしません。

一旦体勢を立て直す、というかハラが減ったので補給するために公園を離れることに。と、ここで思いがけない道を発見。

 

先程来た集落からの道とは反対側、火力発電所の方向に分かりやすい道があったのだ。ここからなら細い道を通らなくて済むし何より分かりやすい。

うるま市役所さん、どうせならこっち側からの案内板を立ててくれ・・・。

 

 

そして日もどっぷり暮れ、時間は夜の22時。

 

再度公園を訪れてみることに・・・・。

 

 

あ、全然雰囲気が違う。これはダメなやつだわ

 

とにかく暗い・・・公園へ向かう市道がすでに真っ暗。そしてあろうことか公園にも歩道灯などの明かりは一切なし。

 

とりあえず駐車場へ車を停めてみる。 おや、さっきは停まってなかった軽自動車が1台だけ停まっていた・・・モウヤメテ、逆にいてくれない方がまだイイのに。

 

昼間に訪れた時と同じように公園の入口へ向かう。

 

歩道灯が皆無のため携帯のライトを頼りに歩く、カメラのISO感度を上げれば訳無く写真は撮れるがこの雰囲気の中でファインダーを覗く勇気がない・・・怖すぎるわココ。

 

そして虫の鳴き声が物凄いうるさい、昼間よりも色んな虫の音がする。

 

若干の後悔が汗とともに流れ出した頃、展望台の下に辿りついた。駐車場の軽自動車の存在が頭から離れなかったため、なぜか無意味な咳払いを繰り返しながら階段を登る。。。

 

この状況で人と遭遇したら絶対失禁する・・・。

 

第七感大正解

何事もなく展望台へ着いた・・・・・・。

 

と、そこには言葉にならないくらいの景色が広がっていた。

 

 

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この日はたまたま満月に近い日で、月の光に浮かぶ海が何とも言えない情緒あふれる景色だった。

 

 

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そして何といっても遠くに見える発電所の夜景。味があっていい景色だ・・・。

 

 

懐中電灯推奨・昼間に下見・ひとりは危険

久しぶりの満足感をかみしめながら引き揚げることに・・・しかしまたあの道を歩くのか。

 

分かっていても怖い・・・。

また携帯のライトを照らしながら展望台の階段を下りていく、  と、・・・ん?何か音がしてる。

 

耳を澄ますとやはりザワザワと人の声のようなものが聞こえる。

 

 

全身の五感がフル可動で働く、やべぇ本当に怖くなってきた・・・

 

と階段を下りた展望台の中間あたりの小広場で何か影が動いた、ビクッ!と大きく動く影。

 

人だ(笑) 

 

ラジオをかけながら先ほどの展望台の小広場のテーブルに、ワイシャツ姿の男性が寝ていたのだ。僕が階段を下りてきたのを見て思いっきりビビったみたい。

 

1時間は写真を撮っていたため、どうやらその間に上がって寝ていたようだ。なぜこんなところで・・・。

 

驚かせてしまって申し訳なかったが、お互い様である。こっちも心臓止まりかけたわ・・・。 しかもすれ違い様になぜか同じタイミングで2人とも咳払いをしたため笑いそうになった。 ハァ、しかし本気で怖かった。

 

結論。昼間はいいが夜はおすすめできません・・・暗すぎる。怖すぎる。

 

公園から北東の方に「老人ホームうるま荘」という建物がありますので、そちら側から行くのが無難でおすすめです。