そうだ、座間味へ行こう。その1
那覇から日帰りでも行ける離島・座間味島(ざまみじま)
泊港からフェリー or 高速船で
今回はちょっと足をのばして離島の座間味島へ
那覇からフェリーで1時間半くらい。
途中で阿嘉島っていう別の離島にも寄港しつつ向かいます。
座間味村のHPで確認したところ、基本的には1日1便の運航。夏の繁忙期には、なんと贅沢にも1日2便も出ているという太っ腹ぶり。
2種類の船があって、「フェリーざまみ」と「クイーンざまみ」
後者の方は高速船となり、フェリーよりも30分早い約1時間で着くみたい、料金もその分少し割高。
どちらもチケットは泊港にある「とまりん」のターミナル内で購入するんだけど、船乗り場が若干違ってるのでご注意を。
案内に従っていけば問題はありません、とまりんの海側に出て右手側が泊北岸で左手側が泊南岸。それぞれ船の側面などにデカデカと船名が書かれてますのでそちらで確認したほうが確実かな。
時間になったらいざ出港。しばらくは那覇の喧騒ともお別れです。
ちなみに毎年5月5日にある那覇ハーリーに向けての練習が泊港内で行われており、4月中に船に乗ると爬龍船を漕いでる漕ぎ手の方々が手を振ってお見送りをしてくれることも。
船は一路西へ
泊港を出てひたすら西へと進路を取る。
船内では特になにもすることもないので、大体の人が甲板へ出て思い思いの時間を過ごす。
このあたりからもう離島の時間が流れている気がする。
すると間もなく小さな島々が顔を見せる。
最初に見えるのは渡嘉敷島かな、座間味よりは少し大きなこの島ももちろん那覇から向かうことのできる島です。
このあたりまで来ればまず海の色が格段に違っているのに気づくはず。
やっぱ離島の海は全然違うなぁ、本島の人間でもそう思うくらいだから内地の方の感動はもっとだと思う。
沖縄旅行を数回経験した人って必ず離島に行きたがるのも頷ける。ウンウン
離島の時間の流れに身を任せる
いざ上陸。若干の陸酔いも心地よし
島に着く頃には観光の方はほとんどが甲板からの景色を眺めているが、恐らく島民の人や里帰りなどの地元の人間は、暑いのでギリギリまで船内で涼んでいる(笑)
船がゆっくりと接岸し、スタッフによってタラップがかけられたらいざ上陸。
「めんそーれ座間味村へ」のフォントがいかにも離島的な気分に。 あ離島か。
船を下りると最初に見たのが警察官。
なにやら黒いノート片手に下船する人間をチェックしている。おそらく人数や人相を確認しているのかなぁ・・・島内で揉め事でも起こされたら面倒だし。最初で、この島にも警察官がいるよ的な印象を与えるためかもしれない。
もしかしたら軽く職質的なこともあるのかな、と思っていたらメモをとっていた手が止まり、ポンっとペンでメモ帳を叩く仕草をした後に自転車にまたがってどっかへ行ってしまった・・・。考えすぎだ(笑)
船着場の建物で一休み
真夏に行ったため暑い。
しかし那覇のコンクリートジャングルの暑さとはまた違う、原始的というか本来の自然の中の暑さを思わせる暑さ。セミの大合唱も座間味で聞くと良いBGMになる、これがなかったらほぼ無音の世界だから(笑)
フェリーに車を載せてきたため、一度フェリー最下層の駐車場へ車を取りに向かう。
係員の誘導で車を出すと、さっそく今度は那覇行きへの準備のために島からの車を案内している。今来た道(航路)をまた引き返すのって仕事とはいえ大変だなぁ。
車を出したあとは船着場の建物で涼みながら今後の予定を作戦会議。
ここまでの動きが予想されているのか建物内には観光案内のポスターや手作りのポップなどがあり、それを見て島内を散策するのも良いかもしれない。
小さい島だしガイドブックを持たずにここで情報収集しても平気そう。
車を走らせ「ぶら旅」開始
事前計画など全くしてなかったため、とりあえず車を走らせることに。
船着場の建物の中の案内にあった、景色が綺麗な場所へと移動(地名も何も分かりません orz )
言うことなし。最高の景色。
カメラを300mmの望遠レンズに変えて岩肌を見てみるとヤギと目があった。
あー・・・・・旨そう。
第一感にそう思ってしまったのは沖縄人の本能ということで・・・(そういえば美ら海水族館行った時もそう思ってたなぁ)
ヤギはほとんど崖になっている岩肌をスイスイと登ったり下ったりしながら草を食べていた。凄い技だ。
この場所は展望台になっていてテーブルとイスもあり、昼食などもできるようになっている。山の上に位置することもあり風が強く、いつの間にか汗もひいていた。
このあとにも色々と景色が綺麗な場所へ。全く地名を調べていないため紹介できなくてスイマセン・・・
老夫婦が経営する民宿へ泊まる
ある程度車で島内を回ったあとは今日泊まる民宿へ。
出迎えてくれたのは素朴なオジー。しかし齢70歳を超えていると思われるが背も曲がっておらず真っ直ぐで、日焼けした肌が印象的。
たぶんもとは海人(漁師)だったと思われる、もう今は使われていない雰囲気の漁具が建物のあちこちに散在していたからだ。
オバーは買い物中でまだ帰ってないとのこと。
「暑いから早く荷物入れたほうがいいよー」といいオジーは家の中へ入っていった。
荷物を車から下ろし民宿の中へ運ぶ。2階建ての2階が民宿になっていて、1階は老夫婦の居住する家。
台所が外にもあり沖縄の漁師町に多くみられる造りだ(魚を捌くのに外の方が勝手がいいから) この台所も好きに使っていいからねーと家の中からオジーの声。
風呂とトイレも2階にあり、10人くらいは泊まれるようになっている。ベランダもあるためBBQも出来、しかも機材も貸してくれた。
炭はあんたなんか自分で買ってきなさい。とのこと、何から何まで有難いです。
凄く良くしてくれた民宿だったが、実はこの年で最後の営業にするとのことだった。元々空いてる2階を遊ばせるのももったいないから、という理由で民宿業を始めたのがきっかけだと後から来たオバーから聞いた。
さらにぶらりと。
さて、宿に荷物を置いたあとは仲間達とはいったん離れて個人で散策を開始。
ほとんど迷うこともなさそうなので釣り竿も持ち海の方へと移動、別に魚を釣るのが目的じゃない。ただノンビリ歩きながらルアーを投げる。その行為自体がすごい楽しいんです。
決して、釣れなかったとかではないから・・。
特に名前もない砂浜。
よくこういった写真を内地の友達に見せると「おお!これ何ビーチ!?」と聞かれることが多いんですが、名前もないし特にビーチ的な施設もありません。
実は本島にもこういった海岸は多く、それこそ「何々ビーチ」と名のつくビーチよりはるかに綺麗な海に入ることができます。
ただしビーチにあるようなクラゲ侵入防止ネットやシャワー施設などあるはずもないためある程度のリスクも必要ですけどね。
話が逸れましたが続きは次回にします^^