桜坂@ディープ 那覇市の魔境 かつての歓楽街の今。
ちょっと危ない香りのする路地裏街 桜坂(さくらざか)
さて今日は那覇市にある桜坂をご紹介。
これほどまでに魔境的ディープという言葉が似合う街はなかなかない(笑)
『桜坂』という地名は正式名称ではなくて、那覇市牧志の一角が桜坂(地区)と呼ばれています。ここはかつては場末のバーやスナックが立ち並んでいて沖縄一の歓楽街だったところ・・・
今では沖縄の歓楽街といえば那覇市の松山や若狭・辻辺りが有名ですよね。
ただ、ここは最近だんだんとコアなお店が増えてきてかなーりマニアックな場所になりつつあります(笑)
昭和チックなスナック街が好きな方にはぜひオススメな場所
ちなみにゲイの方の性地聖地にも若干なっていて(ゲイバーが多数存在)もうひとつのディープタウン『栄町』(さかえまち)と、どちらもそのカオスっぷりを遺憾なく発揮しているのでございます。
隠れた名店数知れず 埋もれた店も数知れず
上の写真が桜坂劇場。もう桜坂地区のソウルスポットみたなトコ
以前は那覇にも多数の映画館があったけれど、大型シネコンの上陸でほぼ全てが駆逐されちゃった・・・。昔はひとつの映画館で多くても3つ位しか映画ってやってなくて、見たい映画があるときは それが上映している映画館へ行く!ってのが普通だったよね(笑) 映画館と映画館をハシゴしたりして・・・。
ここはミニシアターとして現在も営業していて、商業第一のシネコンが取り上げないようなイイ映画を上映しています。外から見る雰囲気もいいよね。
こういう薄暗い雰囲気が物凄くイイ
路地好きにはたまらない。
あと今もあるのか分かんないけど
桜坂のおでん屋にオバーちゃん独りでやってるお店があって、外観では全然お店があるような雰囲気には見えない(民家っぽくて) しかも入口の引き戸に鍵がかかってる(笑)
さらに、ノックすると引き戸の横にある小さい小窓がスッ と開いて、中からこのバーチャンが見てくる!驚 そしたら入口の鍵をあけて入れてくれる。。。もうワケワカラン
つまりこのバーチャン、客が泥酔者とか不審者じゃないか等を判断して入れてくれるってわけ(笑)
どんな店よ。てかどんな街よ。世紀末か。
右は きたなシ○ランでも取り上げられ一躍有名になったお店
観光客を拒むオーラ全開。ゆえに深い・・・
意外なことにここは観光客の巡礼地『国際通り』とは目と鼻の先。というか繋がってるから国際通りから路地に入ったらすぐなんだけどね
わずか数十メートルで変わるこの空気感。(笑)
というかここの住人からすれば国際通りの空気感の方がここ十数年で変わりすぎたと思っているはず、以前は国際通りといえば沖縄人のデートスポットでありショッピングスポットであり中高生や大人の遊び場だったのに・・・
いつの間にか土産屋が増えてきて今では地元民はまったく歩いておらず。
街ってこうやってどんどん変わって行くんだなぁ と思った今日この頃
あと十年後の桜坂もどうなっているのかな。