WWⅡの戦艦萌え。夏草や兵どもが夢の跡
こんにちは、現在アメリカ滞在中の44兄さんです。
今現在沖縄に居ないのでこのブログのメインテーマである沖縄の写真が撮れず(笑)しばらく更新が止まっていたのですが、趣味の写真は止まることなく続けてますので、せっかくなのでここで色々と写真を挙げてみたいと思います。
一応もう一つブログあるんですけど、こっちの方が写真メインのブログなのでね~
今回は米国ノースカロライナ州にある戦艦ノースカロライナの写真となります。
Battleship Northcarolina
この戦艦、実際に第二次世界大戦において日本とバチバチやりあった老兵・・・今はモニュメントとしてノースカロライナのウィルミントンという場所の港にひっそりと佇んでおります( ˘ω˘ )
上の画像で見られる16インチ砲3門を主砲とする立派な戦艦。16インチは約40㎝。戦艦大和の主砲が46㎝なので大和と比べても遜色のない、迫力のある主砲だと言えます。
本艦はアメリカ海軍が初めて保有した16インチ砲搭載の高速戦艦で、太平洋戦争開戦前、ロンドン海軍軍縮条約が解かれることに伴い起工された。
当初アメリカ海軍は、口径16インチ(40.6cm)以上の砲を搭載禁止とする第二次ロンドン条約の締結を見越して14インチ(35.6cm)砲を本級に搭載する予定だったが、日本が締結を拒否したため、主砲を急遽16インチ砲に変更した。しかし元来、14インチ砲搭載戦艦であるため、防御もまた14インチ砲に対するものであった。
就役当初はいくつかの不具合に悩まされたものの、1942年より輸送部隊の護衛、機動部隊の直衛といった任務に就き、太平洋戦争でアメリカ軍の行なった主要な上陸作戦において支援砲撃を行っている。戦争末期には日本本土に対する艦砲射撃も行った。
第2次世界大戦後は練習艦として用いられ、その後予備艦艇として保管されたのち退役し、2013年現在も博物館として現存している。
さてこの戦艦を観るためには車で向かう必要があります
なんとグーグルマップに戦艦ごと載ってます。サウスカロライナからも比較的近いので(つっても車で3時間とか)観光にももちろんおすすめ。
地図にもチラッと載っている東側のウィルミントンリバーサイド(Wilmington riverside)は観光地として色々なレストランや店舗が並ぶ通りなので、戦艦以外でも楽しめます( ˘ω˘ )
そしてそこに向けられる艦砲の無機質なこと(笑)
1943年。互いの国をかけて戦った人々がいた
戦艦に入る前に小さな建物を通ります。
ここはチケット売り場兼博物館となっていて、写真や模型などが展示されており、当時の歴史を簡単に振り返ることが出来る。戦艦の見学料と合わせて14ドル
博物館は5分で終わるほど簡単なものなのでここでは割愛。
チケット売り場のスタッフに「お、日本人?この戦艦はそっちの国と戦ったんだよ、分かるでしょ?日本の写真もあるからね」的な事を言われる。
これは戦艦見学後に感じたことだけど、なるほど日本の写真も多くあって、何ていうかアメリカ軍も必死だったことがひしひしと感じられた。
そこには互いの国をかけた、薄っぺらいキャッチコピーではない「本当に負けられない戦い」があったのだろう・・・。
博物館から戦艦へと続くタラップを歩き、甲板に下りる。
戦艦の甲板入口にはさっそくメインの16インチ砲の弾が、でけぇ( ゚Д゚)
この戦艦ノースカロライナの見学では、大まかに甲板から上のアッパーデック(Upper deck)とその下のロアーデック(Lower deck)に分けることが出来る。
アッパーデックの方は基本的に外観を眺めるだけで、行くことの出来る場所は艦橋くらい。なのでメインとなるのはロアーデックとなる。
ロアーデックでは狭い通路や低い天井など、閉所恐怖症の人には地獄ともいえる環境。しかも現在でも古いオイルの臭いが充満しており(一応換気ダクトは着いてるけど)閉所恐怖症の人でなくても、10分もいればちょっとした恐怖感を覚えるほど独特の場所だ。ではロアーデックに進んでいこう。
中はまるでスチーム城のよう
今にでも動きそうな機器があちこちに
修復がかなり行われたようで綺麗にされている
こんなメーターは至る所で見ることが出来る
こちらは寝具のリネン保管室
ランドリー。1,880名もの乗組員が搭乗していたそうだ
頭上にも気を付けなければ頭ゴンとなる
乗員の数に比べるとあまりにも狭い
シャワー室
仮眠室。ベッドは4段、ここに体のデカイアメリカ軍人が寝るとは想像もできない
新聞の見出しが面白い( ˘ω˘ )
無駄に広く感じるが、ここは何とアイスクリーム製造室(笑)アメさん何してますの
手術室。さすがに戦闘が始まれば使うことはなさそうだが
無線関係の電信設備がある、かなり重要そう
かなり狭い部屋に多くの設備と人数がいる、外の様子が見えない戦いは怖そう
主砲の真下に位置する装填室。当時もこうやって弾を立てていたのだろうか
360度、弾がズラリ・・・本物はこれ1発で1,000㎏を超えるそうだ
主砲身は新設計の「Mark 6 40.6cm(45口径)砲」を採用し、主砲塔形式は連装砲から三連装砲へと変更された。その性能は前級の重量1,016kgよりも209kgも重い重量1,225kgのAP Mark 8砲弾を最大仰角45度で射距離33,741mまで重量861.8kgのHC Mark 13砲弾を最大仰角45度で射距離36,741m届かせる事ができる性能であった。
AP Mark 8砲弾は射程18,288mで舷側装甲448mmを、射程27,432mで甲板装甲194mm、射程32,004mで甲板装甲268mmを抜く能力があり、35.6cm砲と比べて主砲門数こそ減少したものの、威力は桁違いとなった。しかし砲弾重量がかさんだために、発射速度は毎分1.5発と遅くなってしまった。
ロアーデックの見学は思っていた以上に長く、1時間程度かかってしまいました( ゚Д゚)
さすがに後半になると外の空気が吸いたくなってきて、圧迫感との戦いに・・・
一応途中で気分が悪くなった人のためなのか、外に出られるルートもあったりする。
やっぱオイルの臭いがキツかったなぁ・・・
船窓・船倉・船装・戦争。不気味な同音異義語
ロアーデックのあとはアッパーデックにも行ってみた。がやはり目ぼしいものはあまりなく、外の景色が見られるくらい。
船橋には入れます、下界の雰囲気と比べると意外にサッパリしてる
でも実はここ後部側の船橋なのよね(笑)なので見える景色は艦のおしりの方
前方の入口は探したけれど見つからなかったので、もしかして追加料金とかガイド付きじゃないと入れないのか???
丸い船窓から見える”後ろの”景色( ˘ω˘ )
フォントが渋いね
これで以上となります。PVもあったので貼っときます
日本では戦艦三笠が唯一現存する帝国海軍の戦艦だそうですね、横須賀で見ることが出来るとか。
やっぱ日本て海軍の歴史は深いですからね、空の零戦は有名だけど、あれも数年で攻略されてしまったし。もっとあの時代の日本海軍の歴史を知ることに興味が出てきましたよ。三笠行ってみたいなぁ( ˘ω˘ )
あとはカリフォルニアのミッドウェイ博物館という、米国海軍空母を展示してるとんでもない場所があるんだけど、そこも一度は見てみたいもんだ。
日本語対応可能なHP
しかし空母を展示とかやること何でもデカすぎだわこの国( ゚Д゚)
それではまた次回~!