雨あがる、首里金城町の石畳を歩いてみる 那覇市首里
ここのところ天気予報がまったく信用に値しない沖縄。
ま、沖縄ってスコール天国なので局地的な雨を予報することは不可能に近いので、そこらへんも県民は理解してますが(´Д` )
さて、そんな雨の合間を縫って、雨上がりの首里金城町(しゅりきんじょうちょう)の石畳をぶらりと散歩してきました
歴史的古道というよりは風情のある散歩道
まず石畳とはなんぞや、というところから。
簡単に言えば琉球時代の古道です、首里から国場(こくば)にかけての約4Kmの道だったそうですが、沖縄戦の際にほとんどが破壊され、現存する首里にある古道が現在の姿となっているのです。
那覇市首里にあります。
大きめの地図で見ると、北に首里城があるのが分かります。
そこから南へダーっと下る道が「金城町の石畳」です、途中いくつかの分岐点に分かれるので体力に自信のある方は全部制覇するのも楽しいかも
赤いポイントからスタートして南にある「首里殿内(しゅりどぅんち)」というお店がある場所までが始点から終点となります。
正直言って特になーんにもない石畳の道を上って下りての繰り返しです。
もちろん歴史を感じることは出来るのですが、歴史的遺産(例えば城や琉球時代の遺産)などはあまりありません。
というのもこの石畳は生活道路なのです。
石畳の通りの両側は普通に民家があり、そこで暮らしている人がいるのです。
古民家風の喫茶店が多いので誤解されがちですが、車も走れる道路ですので歩く際にはそこのところを頭に入れたほうがいいかもしれません。
いきなり車が走ってくるので(笑)
ちょうど石畳のある地域の中心にガジュマルの木が1本デデーンと立ってます
ここから2・3本道が枝分かれしているので、ここを中心に歩くのが一般的なようです。
そのガジュマルの隣にある古民家
なんとこちら、誰でも利用できる休憩所なんですね
沖縄の古民家は風通しが良く、暑い日でも涼しくすごせます。
あぁ・・・なんかオバーん家にきた気分
ホント普通の古民家(笑)
こんな処が休憩所だなんて見る人から見れば贅沢なひととき。もちろんここは皆で使う場所なので、来た時よりも美しく利用しましょう。
琉球時代の匂いを感じながら
湧水がところどころにあります
石垣が隙間なく積まれている。
そういえば石畳の通りにはかつてNHKの朝ドラ「ちゅらさん」で家の外観だけ使用されたお宅もありました。(あまりにも見えづらかったのでNo photo)
全然関係ない話ですが「ちゅらさん」の発音、絶対に内地の人は間違います(笑)
最初から最後まで全下げの音程で「ちゅらさん↓」です。「ちゅら↑さん↓」と、ちゅらを上げないようにご注意を。
雨上がりは石畳が濡れて滑ること必至・・・
足元に気をつけて歩いて下さい。
実はシニアに大人気の石畳
やはりこういった歴史的な遺産はシニア世代にはたまらない様子で・・・
この日もすれ違う人々はシニアの方々。
結構な高低差がある石畳の道なので、下りきったら一休みしてまた上るのもいいかもしれません。
首里へ来た際には是非
今回は全行程の3分の1程度ほどの散歩。
夏の暑い日には少々体力が必要ですが、のんびりと散歩するにはいい行程です。首里城のような派手さはありませんが「古都 首里」を楽しめる場所だと思います。
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御一読ありがとうございました