沖縄へ移住を考えてる人を、あえて反対してみる 【統計で見る沖縄の姿】
みなさんコンニチハ。
さて、今日はいつものぶらおきとは少し視点を変えたハナシ。
ここのところ天候に恵まれたため良い写真がたくさん撮れ、ブログでも沖縄の海や山などの自然風景をご紹介することができました。
青い海や白い砂浜をみると「はぁ〜沖縄いいな〜、住んでみたいなぁ」なんて思ったりしません?
そんな淡い想いを、あえて! あえてブッた切ってみる今日のテーマ(笑)
「沖縄移住は甘くない」話。
統計を見ながら僕なりの県民目線での実情も交えて話してみましょう
仕事がない、就いても給料はスズメの涙ほど
もうこれは有名な話ですね、2013年の総務省からのデータでも沖縄の「完全失業率」はワースト1(この場合はトップ1か・・・)
それに伴って「貯蓄額ワースト1」「県民の所得ワースト1」などなど、カネに関する話は日本一悪いです。(沖縄振興予算は毎年3,000億円ももらってるのにねー)
もちろん仕事が無いわけじゃないんですよ、探せばあります。ただ時給(最低賃金)も677円と日本一の低さ、九州地方も677円でワーストタイみたいですが・・・
もし移住を考えている方が
定年後などである程度の貯蓄を持ち就労されない方。
ライター業など都心でも働かずに済む方(トレーダーとか)はほぼ問題ないでしょう。
しかし働きながら沖縄に住みたいと考えている方は死活問題です。就職はできても給料は物凄く安いのは覚悟してください。
(公務員の年収もワースト1です)
離婚率1位・そしてまさかのアレも1位に・・・
こちらは厚生労働省の統計から、沖縄県における離婚率は夫婦100組中1.28件でワースト1。
ご存知「出生率」では毎年ダントツの1位をとってるので、子供は増えつつシングルマザー&ファザーも増える。という構図に(こちらも日本一です)
ただし離婚率に関しては良い面もあると思います、それは封建的な考え方が少なく。離婚やシングルパパママに対する周囲の理解が高いように思えるからです。
なので無理に我慢して結婚生活を続けるようなことがないのです。バツ1バツ2でも変な目で見られることは少ないかもしれませんね。
が!しかし。 離婚率にも影響する問題がひとつ・・・それは
「DV発生率1位」・・・
もうね、こればかりは『恥』しかないですよ県民として。
家庭内暴力ですから夫から妻、のみならず妻から夫、子から親。様々な形はあるとは思いますが。
総じて男がだらしないからでしょう・・・。
沖縄の男性は温厚でおおらかでちょっとシャイで、といった面も確かにあるとは思いますが女性のみなさんはそこら辺しっかり見極めて下さい。特に結婚で嫁がれる方は。
子供に関する様々な内情
子供に関することで現状一番の問題となっているのは「待機児童数」です。
こちらは高い出生率の影響もあってか、全国ワースト1。しかも全国平均の約8倍もの待機児童数を抱えているようです。
2位の東京都と比べても約2.5倍となっています。
それから「子供の学力ワースト1」(こちらは最新の結果では47都道府県中46位になったとの話も、どっちでも一緒じゃ)
それから「高校進学率ワースト1」ついでに「大学進学率ワースト1」
とにかく沖縄の子は勉強しません(笑)・・・僕も人のこと言えませんが。
僕は高校卒業後に大阪へ進学しました、そこで色々な友達と切磋琢磨して、感じたことが「みんな大人」だということ。
どんなに遊び人でもちゃらんぽらんなヤツでも、やるべきときはしっかりやってました。そういう環境に身を置けたことは今でも一生の財産だと思っています。
残念ながら沖縄にはそういった環境が少ないのも原因のひとつのように感じます
自然があればそれで良いと思ってる人、甘い!
「俺はそんな社会とは縁を切る!」
「自由に毎日素潜りとかやって、沖縄の自然を謳歌してやる!」
と思ってる皆さん。これ知ってました?
「年間快晴日数ワースト1」(笑)
つまり年間を通して晴れの日が全国で最も少ないのは沖縄なんです。
よく見かける沖縄の晴天の写真は晴れた日を狙っているだけ(当たり前ですが)大体曇ってる日が多いです。台風もしょっちゅう来ますからね〜、スコールなんて毎日だし。
だから天気予報なんてあてにしません、なので沖縄では傘をさすこともあまりしません(笑) コレ、内地の人がいつも不思議そうに見てる光景ですね。
雨にうたれる沖縄人(´Д` )
身内(親族)の結束力と外部への排他的体質
これはさすがに統計ではとれませんので僕個人の私見から。
沖縄の人は内地のひとをすぐに「ナイチャー(内地人)」と呼びますね、これは決して区別や差別をしてるわけじゃありません。言われて嫌な人もいると思いますが、そこまで深い意味はありませんので気にしないで下さい。
ただし、明らかにコミュニティーの輪に入れないような空気を持つ地域があるのも確かです。どことは言えませんが「ムラ」の結束というか集団心理が強く、他人(特にナイチャー)を蚊帳の外に出すような所もあります。
実際こういった地域住民との関わり合いが問題で沖縄を去る人も少なくありません。個人的には離島あたりにそういった問題が多い気がします。
こればかりは何ともアドバイスのしようもないのが残念です。なかには県外から嫁に来て馴染めずに離婚する。といったケースも多々あります。
それでも来たい人はウェルカムですよ!
さて、いかがでしたか?観光で訪れるだけでは絶対に気付くことのない「沖縄のもうひとつの顔」がみれたのではないでしょうか。
このぶらおきをご覧の読者の方なら分かると思いますが、僕は沖縄が本当に好きで、それが高じてこのようなブログを作成しています。
観光や修学旅行などで沖縄を訪れて、そのうちここの自然や文化などに興味を持って沖縄に移住される方もいらっしゃると思います、そんな方々が観光産業の面だけの沖縄をイメージして来られると大体失敗します。
そして沖縄に嫌な思いを残して去っていかれるのが本当に僕としてはイヤなのです。
移住するな!とは決して言いません、ただここは「南の島の楽園」でも「理想郷」でもありません。130万人の人々が暮らす普通の島です。
そのへんをご理解のうえ、移住の覚悟がある方はいつでもいらして下さい!
最終的には「なんくるないさ〜」で済むかもしれませんから^^
ちょっと暗い話になってしまいましたが御一読有難うございました!
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