美しい海中道路を無人島から見る。 うるま市藪地島
ウインドサーフィンのメジャースポット
以前、豊見城市瀬長島の記事でも紹介した沖縄本島から陸路で行けるメジャー離島
①古宇利島 ②伊計島 ③瀬底島 ④奥武島 のうちのひとつ『伊計島』へと続く道は、海中道路(海の上を走る道路のこと)と呼ばれており、全長約5kmの無料道路は透き通った海を真っ二つに割るかの如く、一直線に伸びているのが印象的な道路です。
本島側の入口から海中道路に入ると両サイドに遠浅の海が広がっていて、風向きが北風の時は右手の南側の海が、南風のときは左手の北側の海が風の影響を受けずにいるため海面が穏やかとなり、どちらの風のときにも美ら海を見せてくれます。
個人的には左手に見える北側の海の方が好みかな(笑)
特に夏の時期の早朝、風が無風で潮位が浅すぎずに満ちている快晴のときには、まるでボリビアのウユニ塩湖を思わせるミラー現象が起こることがあります。
僕も一度しか見たことがなく、空の雲が海面に転写され濃い碧色の海が強く印象に残っています。年中風が吹きつける沖縄では珍しい瞬間でしたね。
(携帯もない時代の話のため写メも無し・・・orz)
もうひとつの島 藪地島。
この海中道路は平安座島・浜比嘉島・宮城島そして伊計島 の4つの島へと向かう道路です、どの島も訪れる人は多くビーチもあり宿泊施設やお土産店、飲食店など観光客にも人気。
そして、そんな島々のすぐ傍らにポツンと存在する小さな無人島 藪地島(やぶちじま)
正直この島にも名前があったとは・・・調べて初めて分かりました(笑)
全周は約4km、おそらく車で入れる距離は500mくらい。本島側から入ると100mほどの橋を渡り島へ。
道は1本道で島に入るとそれもすぐに行き止まりとなり先へは進めなくなる。(歩いてなら海岸沿いに沿って島の周囲を回れそう・・・しかし剥き出しの珊瑚の上を歩くのは結構至難の技。ボクには行けません(笑))
途中の橋では橋の上から投げ釣りを楽しんでいる人を良く見かけます。が、やはり上記の4島と比べるとあまりに小さすぎる無人島に訪れる人は数少ない。
調べるとかつては有人島だったことにさらに驚き!(300年前ですけど)
パノラマの景色を楽しめる意外な穴場
しかしそんな藪地島の楽しみは釣りだけではありません
実は海中道路はいったん道路に入ってしまうと大橋や両側の海を間近に見ることができますが、海中道路の全景を見ることはできません。(当たり前ですけど(笑))
しかし藪地島はこの海中道路のちょうど真横に位置し、藪地島に架かる橋からは本島からスーっと真横に延びる海中道路をほぼ一望することができます。
よく見ると走る車のひとつひとつのヘッドライトが動くさまも見ることができて、この景色はこの島でしか見ることができないと思うなぁ。無人島も侮れなし
いかがでした?藪地島。
沖縄の人間でも地元じゃないとほとんど知らないと思います。ぜひ夕焼けに染まる海中道路を見てみては?