タイ王国に住む⑱バンコクで作るオーダースーツの全て!ボッタクリや詐欺を回避して選ぶ店選びとは
久しぶりの更新になってしまいました44兄さんどぇーす( ゚Д゚)
ちょっと間隔空いてしまったのはバンコクから日本に帰国しドタバタしていたせいでして・・・そうです、ついに2ヵ月のバンコク旅をこの度無事に終えることが出来ましたー。うぇーい( ˘ω˘ )♪♪いやぁそれにしても疲れました
さすがに魑魅魍魎が跳梁跋扈するバンコクのドミトリーで2カ月滞在は長すぎた(笑)絶対おすすめできません。色んな人間を見るには最高の場所だとは思うけどね
あんな事やこんな事、色々あったな
むせ返るような暑さの空気、そこに住む色んな人達の息遣い、甘いのか辛いのか酸っぱいのかよく分からなかった食事・・・人生で最もエキサイティングな2ヵ月間の旅でした( ˘ω˘ )
毎日歩き回って写真を撮っていたせいもあってか体重も2㎏減!まさに旅ダイエット。
体調不良になることも全くなかったのはタイの辛い食事のおかげだったのかな
ボッタくりスーツ店は本当にあるのか?
さてさて、そんなバンコク旅。最後を締めたイベントは、住んでいたナーナーでオーダースーツを作ってきた事でした
なんせ誕生日もバンコクで向かえたのでね、最後の思い出にとちょっと奮発( ˘ω˘ )
バンコクへ行ったことある人なら市内のあちこちにあるスーツ店の多さはご存知かと思いますが、実際にオーダーしたことのある人はあまりいないんじゃないでしょうか?
ネットで調べても『ボッタクリ』や『スーツ詐欺』など色んな情報が出てくるかとも思いますが、ちゃんとしたお店を選べばそういう事は全くありませんよ。
(しかし実際にそういった店が横行しているのも事実ですが・・・)
という訳で今日はバンコクでスーツを作る際のハウツーをご紹介!
今時『ハウツー』なんて単語使うのは自分くらいだと思う(コソッ
お店選びから実際のオーダーの流れまでサクッと書いてみました、参考になれば幸いです。それではいってみまっしょい!
バンコクでオーダースーツを作るメリット
そもそもなぜにバンコクくんだりまで行って、スーツなんて作るの?
と、思っている時期が私にもありました。
最大のメリットとしてはそのコストパフォーマンス
日本で作るよりも安く、品質の良いスーツを手に入れることが出来ます。値段はピンキリなので激安なスーツ店で作ると品質は落ちますが、それでも日本でオーダーするよりは半額以下の値段になります
それからスーツ店がかなり多いことで競争が生まれ、きちんとした店では技術やサービスが非常に高いのもメリットに挙げられます
意外に思うかもしれませんが欧米人が非常に多いバンコクでは、こういった割高な物を売る店は日本人よりも自己主張の強い欧米人からのリクエストやクレームを経験しているので、どの店もしっかりとその辺は対応してくれます。ただし中には客が日本人の場合には舐めてかかってくる店もあるけども・・・
そんな訳でバンコクでスーツを作るのには色々なメリットがあるといえます
旅行ついでにスーツを作る。なんともオシャレじゃあーりませんか( ゚Д゚)♪
最も重要なスーツ店選び
では実際にバンコクでスーツを作るとして、とにかく一番重要なのが店選び
100mの通りに10を超えるスーツ店があるのも珍しくないくらい数多くあるので、最初は本当に迷うと思います( ˘ω˘ )
そんな場合、まず大事なのが予算に合わせた店選びをするということ
バンコクのオーダースーツ店は大きく分けて2パターン
安い店か高い店か。ハイこれだけ
安い方のスーツ店の場合、300米ドル(約3万円)でスーツ上下2着、シャツ2着、ネクタイ2つ。というのが大体の相場になります、生地は一番安い生地になりますが、オーダーなのである程度の要望は聞いてくれます。
それでも日本でフルオーダーのスーツを作るよりははるかに安いはず・・・
が、しかしトラブルが多いのもこのタイプの店です( ゚Д゚)
トリップアドバイザーやその他のネットの情報によると
・最初に提示された額と違う(値段を高く提示してくる)
・完成したのがあまりにも粗悪スーツだった
・オーダーした生地よりも安い生地でスーツが出来上がっていた(詐欺)
・革靴やベルトなどの商品をしつこくセールスしてきた
などなど、まぁ安かろう悪かろうをクッキリと体現したかのような店も多いそうです。
それに対し高いスーツ店は
相場としてスーツ上下1着のみで15,000バーツ(約5万円)が最低価格。シャツやベルトなどは店によって無料サービスとなりますが、スーツだけだと大体この値段になります
10,000バーツを超えるようなスーツ店の場合は高い部類に入るでしょう( ˘ω˘ )
こういった店はバンコク在住のビジネスマンを顧客に持つため、下手な仕事をすると一発で潰されます。なのでサービスの質や技術は非常に高いです、日本円でスーツが5万円と聞くと全然高い方じゃないですが、タイの物価で考えると恐ろしく高額なのです。
肝心な店選び、トラブル覚悟で安いので十分という方は安い店で良いですが、どうせならちょっと奮発して高い店で買った方が後々後悔することも少ないかなーと思いますよ( ˘ω˘ )
安物買いの銭失い。にならないためにも僕のオススメは高い方のスーツ店を選ぶことだと言えます
スーツ店を下見しに行こう!
ではさっそく店の下見から。
安い店と高い店を見分けるには、店の表に値段の看板が有るか無いかで大抵分かります。
安い店ほど値段を掲げた看板を立ててます
「2Suits 2Shirts 2Ties $300!」みたいなやつ。たまに$(ドル)が€(ユーロ)表示になってる店もあるので、ドルだろうとユーロだろうとタイバーツでいくらなのか?ってのを確認しないとトラブルの元になります(笑)
慣れると店構えを見て「あぁここはお高目のお店だな」ってのが分かってきます。
そしてどの店でも下見は大事です
下見をするために店に入るとすぐに店員が駆け寄ってきます、まず生地を見せてほしいと頼みましょう。生地は英語でclothです、Can I see the cloth?とでも尋ねれば良いです( ˘ω˘ )
会話はもちろん英語ですけど、向こうも慣れてるので英語に自信なくても全然問題ないです。指差しで色々言ってきてくれて、値段も明瞭会計なので電卓使ってポチポチ見せてきます(そもそもほとんどの店員はインド人かバングラデシュ人なので、ネイティブの流暢な英会話よりも逆に分かりやすかったりする)
ここで見るべき&聞くべきことは、生地と出来上がりの値段。
生地の種類によってスーツの値段が変わってくるので、それを確認します。どの店もよほどの変則的なオーダーをしない限りは最初に提示された値段でスーツを作るので、生地選びが値段選びといっても過言ではありません。
で、こうやって色んな店を下見していくのが一番いい方法です。値段だけ聞いて次の店を下見、値段だけ聞いて次の店を下見・・・以下同文( ˘ω˘ )これでおおよその値段が分かります。あと店の雰囲気も掴むことが出来ます
なぜネットを使わないかと言うと、ホームページの情報がガバガバすぎて値段が違うことが多いからです(笑)そのへんはタイらしいというか何というか・・・
気になる店があったら取り敢えず下見をしておきましょう!
では次からは僕が実際にオーダーした際のレポートになります
選んだ店はナーナーにあるエンパイアスーツ
グーグルカーが僕の代わりに撮ってきた写真です↑
店選び関して事前に色々とネットで調べたところ、バンコクにて日本人向けのスーツ店として人気なのがターミナル21にあるブリティッシュ・カスタム・テイラーや、ロータスホテルにあるアンドリュー&ウォーカーなど。これらがよく検索でもヒットする店だと思います
僕も実際に足を運んでみましたが、日本人客が多いので少し割高感がありました( ˘ω˘ )それはそれで良い仕事をするという自信の現れでしょう。
ただ僕はナーナーというこのクレイジータウンに2ヵ月もお世話になったので、どうせなら思い出深いここのスーツ店でオーダーしようかなーと思いナーナーで探しました。土地柄あやしい店ばかりでしたが、結局はナナ駅近くにある『EMPIRE』という店に決定
普通はビルの1Fにあることが多いバンコクのスーツ店ですが、ここは珍しく1棟建てのテイラーショップ。かなり豪華な造りで最初はビビりましたが、スタッフは皆親切で結果的に満足いくスーツ作りが出来ました。
まぁこっちは高い金払う客なので、いちいち尻込みする必要は無かった訳なんだけどね(笑)
エンパイアの場所はここ
周辺には20を超えるスーツ店がひしめく激戦区にあります、マジでこの辺多いです( ゚Д゚)
生地の種類を選ぶ
店に入るとすぐにスタッフが来ました、こういった店では店主が1人と取り巻きのスタッフが数人います。どちらもインド人やバングラデシュ人が多い
エンパイアでも同様でこちらの店主はサニーという(多分)インド人
めちゃめちゃイケメンです( ˘ω˘ )しかも超絶シャイでこの写真撮るのも頑張って説得した後でした(笑)
サニーは店に入るとすぐに挨拶に来てくれました。
僕「スーツを見たいんだけど、アポイント取ってなくても大丈夫?」
サニー「全く問題ないよ、当店はいつだってお客様を歓迎します」
と丁寧でとても綺麗な英語( ゚Д゚)!
これまで出会ったインド人勢が、およそ遠慮や礼儀というのを知らない典型的なインド人だったのでこれには驚きますた・・・
早速スーツの生地のある場所へと案内されました
実際のお店の写真です
生地は三種類あり
ウール90%ポリエステル10%が12,500バーツ(約44,000円)
ウール100%が16,500バーツ(約58,000円)
カシミヤ入りの高級なやつが22,000バーツ(約77,000円)
といった具合に値段が決まっていて、どのようにオーダーをしてもこの値段は変わらないということでした。これでスーツ上下1式の値段です、激安店が3万円でスーツ2着にシャツ2着ネクタイ2つ、に比べると相当高い印象を受けます( ˘ω˘ )が、それだけ質が良いのも確かです。
ぶっちゃけ僕はオーダースーツを作るのが初めてだったので、何が何やら分からない状態でしたが、生地は触り心地がそれぞれ違っていて、イイやつほど感触がとても良くて柔らかい・・・
高級な方は完全に予算オーバーだったので諦め、今回は真ん中のウール100%の方を選びました。やっぱ一番下の生地に比べると感触が全然違う!
前から欲しかったブルーをチョイス
生地の種類を決めた後は、色選び。数ある生地の中から気に入った色を選びます、これがなかなか難しい!
僕は今回ブルーの生地を選んだんだけど、濃淡も様々だしずーっと見てると何が何だか分からなくなってきてもう大変( ゚Д゚)
ここではオーナーのサニーにアドバイスを受けながら決めました、ちょっと明るめのブルーです。ビジネススーツは既に持ってるので若干カジュアル志向でいってみました。
スーツがフォーマルなのかカジュアルなのかの概念は国によって全然違うそうなので、予めこういうスーツを作りたいという明確なイメージを持って行くとスムーズに作業が捗ります
カタログを見て選んでもいいし、ケータイに欲しいスーツと似た画像を残しておいて、それを見せて選ぶのも良いと思います。
シャツ選び
次にシャツを選びました、シャツは2,000バーツ(約7,000円)別途かかります、一応値切ったら1,500バーツにしてもらえました(笑)もちろんオーダーシャツです
ここでも凄い数の生地があります。カラーシャツの場合は迷う事必死です( ゚Д゚)
僕は今回白シャツが欲しかったので、そこは1秒で決定
このシャツの生地がまーた素晴らしくて、今までに触れたことのないエエやつでした・・・・何というか厚みがしっかりあって、それでいて肌触りが良くて。サニーが言うには「このシャツ生地は本当に良い素材です」とのこと
僕みたいなド素人でも、生地の良し悪しだけは触れば分かる。のが店で作るオーダースーツの魅力でもあるのかな( ˘ω˘ )
シャツの色選びのあとは、シャツの襟の形状を選びます
レギュラー、ワイド、ホリゾンタルと角度の異なる襟の形を選ぶことが出来ます。でも全部で8種類位あったと思う、これは絵を見ながら指差しで指定できます。
次にシャツの袖のタイプ、そのままストレートに使うのか折り返して使うのかの2種類から選びます。なかなかシャツひとつ取ってもオーダーだと色々あるんだなぁ
本当のこだわりは裏地に出る?
お次は裏地の色選び、ここまで怒涛の如く進んでいくので結構忙しい。ベルトコンベアに乗せられた機械の如くルーティンで進んでいくので、スタッフは慣れたものです。慣れてないのはこっちの方なので結構大変です
写真には収めてませんが裏地も沢山の種類から選べます、裏地の色までは考えてなかったのでちょっと迷いましたが、スーツの色と同色の青系の色を選びました
それから裏地の面積?を選びます、フルかハーフかの2択です(スーツ用語として正しいのかは分かりませんがそのように言われましたので、そのまま記載します)
要するにスーツの裏地を全面に貼るか、所々貼るかの違いです。
どうせ暑っい暑っい沖縄で使い事が多いと思ったのでハーフを選択、裏地はこれで決定です。
1次フィッティング開始
さぁここまできてようやくサイズ計測とフィッティングを行います
まず最初にウエストの数値を測り、そのサイズのフィッティング用パンツ(スラックス)に着替えます。上はTシャツでも構いません
あ、ですのでスーツ店に行く際には短パンでもタイパンツでも何でもオッケーですよ、最初はサンダルでも問題ないです( ˘ω˘ )
さて計測用のパンツに着替えた後は全身のサイズを測ります
肩・腕・胸・肩からパンツにかけての斜めライン・首回り・股下・ヒップラインなどなど10か所以上の測定!( ゚Д゚)
これで全体的なアタリを付けてスーツを作るので、計測はその後も何度も行います
計測後にはスーツの各種要望を聞かれました。もちろんサニーがアシスタントとともに付き添います
ここが一番互いの言葉の壁にブチ当たる場面です、だって『襟』とか『裾』なんて英普通は分からないですからね(笑)
どうやるのかなーなんて思っていたら、やはり実際のスーツを持ってきて指差しながら要望を尋ねてきます。「ここは短い方が良い?」「ここは長い方が良い?」みたいなやり取り
後で気付きましたが、オーダースーツを作る際には短いか長いか、太めか細めか。の2パターンくらいしかこちらから言うことは無いので、英語に自信なくても何とかなるのはこれが理由です( ˘ω˘ )
まずはサニーが、全体的なシルエットはどういうのが良いか?と聞いてきました
スーツには大雑把にいうとイギリス式かイタリア式かの2種類あって、ガッシリとして重厚感があるのが前者で、スリムなシルエットでオシャレっぽいのが後者
日本人にはイタリア式が人気らしい(サニー談)
僕もスリムなシルエットが好きなので、全体的に細く(タイト)して下さいと伝えました。
それからスーツのジャケットの襟の形、襟の幅、表地のポケットの数、背面のベント(お尻のとこの切れ込みの数)
パンツのタック数、バックポケットの数などなど・・・・
ひとつひとつを細かくオーダーしていきます。何度も言うように僕はスーツの仕組みに明るくないので、何が何用で他とどう違うのかなど全然分からなかったけど、そこはサニーに相談したりして色々決めていきました。
そのおかげか今では割とスーツの知識も増えましたね~(笑)
これもひとえにオーダースーツのおかげでしょう
さて全ての採寸とスーツの全体的な要望が終わると初日の第1回のフィッティングは終了。。。そうですオーダースーツはここからが勝負、決して1日では終わりません
お店のビジネスカードを兼ねたアポイントカードに僕の名前とEメールアドレスを書き、次回の日程を合わせます。
俺エブリデイがホリデイやで。と言ったら大爆笑されました、これぞノージョブジョーク。下ネタと自虐ネタは万国共通で笑い取れます
次回は次の日の15時ということになりました、そしてここで前金を支払います。
シャツも込みでトータル18,000バーツ(約63,000円)なので半額の9,000バーツを現金で渡します。カードがいけるかどうかは不明ですが、立派な店なので多分大丈夫でしょう
このとき待合用のソファには50歳代くらいのやり手の日本人ビジネスマン(オーラが凄い)の方が座って次の番を待っていました、うーんやはり顧客にはこんな上流階級の方が多いのね。
そんな僕は短パンとサンダルでそそくさと店を後にしました( ˘ω˘ )
2日目、ちゃんちゃんこスーツお目見え
次の日15時ジャストに到着、滞在先と近いからとても楽です。店に着くとすぐに2回目のフィッティングへと案内されました。
ネットで他の安い店の口コミなんぞを見ると「時間を守らず1時間待たされた!」などの店があるようですが、ここはそんなことありません、かなり時間厳守してくれます
店に入るとシャツは既にほぼ完成、スーツのパンツも出来上がっていて、ジャケットは袖が無いちゃんちゃんこみたいな状態でハンガーに吊るされていた。ほほぅこうやってスーツって出来上がっていくんだ・・・・
シャツ・パンツ・ちゃんちゃんこを全部着てみて2次フィッティング開始
シャツに袖を通すとその着心地にまずビックリ!当たり前だけど肩幅ピッタリで、丈も袖もジャストサイズ( ゚Д゚)
シャツがここまでピッタリだとメチャクチャ気持ちいい。僕は筋トレと水泳好きの肩幅オバケなので既製品だと必ずどこかのサイズが合わなかったのですが、オーダーなのでそんなことありません。どこもダボつかずシワも出来ず良い出来でした
首回りがややゆったりだったのでこれを修正することにしました、本当にしつこいくらい修正とフィッティングを繰り返します。
パンツの方はやや太めでダボダボしている感があったので、これも修正してもらいます。スーツを作るテイラー(サニーね)には客の好みが分からないので、どんどん遠慮なく自分の好みを伝えるのが大事です
ちゃんちゃんこの方はというと袖が無くてボタンも付いてないので正直よく分かりませんでした。が、サニーはしきりに丈を気にしていて、長すぎるのでもう少し短くした方がいい。と言われたのでそのようにお願いしました( ˘ω˘ )こういうアドバイスは本当にありがたいっす
その後は腕の長さ・胸囲・みぞおちの腹囲・へその腹囲などを計測。長さや太さを細部まで測りその人に合わせたスーツを作ります
書くとすごく長ったらしい気がしますが、実際には15~20分で2次フィッティングは終わりました。明確にこういうスーツを作りたい!って決まっていたら凄くラクです、サニーとも色々とやり取りをしていく中で、あぁ彼(僕ね)はこんなスタイルのスーツを作りたいんだな。。。となってきて、次第に呼吸が合ってくるのがとても楽しいです
やはりここでは英語は大事じゃありません、どういうスーツを作りたいかさえ決まっていれば問題Nothing!!です
次回フィッティングは次の日の夕方7時になりました、フィッティングに行くのがだんだん楽しみで仕方がない♪
3次フィッティング
この日も時間通りに到着、向こうも時間通りに対応してくれた。日本だと気にもしないけれどここはタイ・・・都市部を走る電車ですら時刻表もないこの地で、こんなに時間通りにしてくれるのは嬉しいことだ
店に入るとスーツはほぼ出来上がっていてシャツと一緒に試着することが出来た、これで最終フィッティングとなる。
サニーとともに最終確認、昨日ちゃんちゃんこだったジャケットもバッチリと立派なスーツになっていた。全てオーダー通りでまさに世界に一着の僕だけのスーツ・・・3日かけただけあって感慨深い( ˘ω˘ )
最後のフィッティングではジャケットの腕の長さを見たり(手を下ろした際にシャツがチラ見する絶妙なアレ)
膝を曲げ伸ばししたり、しゃがんだりした際の動きを見たりと色々やって確認しました。もちろん要望があればまだ修正することが出来ます、サニーからは何度も気になる箇所があればすぐに言って下さいと念を押される
が、僕的にはほぼ完璧だと思ったのでOKすることにしました!これで完成です!
今日このまま持って行っても良いと言われましたが、アイロンがけを待つ時間が面倒くさかったので明日受け取りということにしました。
エンパイアでは最短3日でオーダースーツ&オーダーシャツが出来上がる訳ですね、ですが何度でも修正して良いので、長い人だと1週間かけるのも普通だそうです( ゚Д゚)
受け取りを楽しみに次の日を待つ。時間は好きな時間でOKですよとサニー、屈託のないインディアンスマイル。相変わらずいい人です。
完成
翌日夕方に受け取り、スーツは丁寧にアイロンがかけられてスーツカバーに入れられていた
最後にもう一度目視でチェック、襟の形、裏地やネーム刺繍(事前にリクエスト済み)などチェックに次ぐチェック。ここでも要望があれば修正するとのこと・・・・オーダーしたこっちよりサニーの方がこだわりが凄くて流石です・・・
最後にスーツの手入れについてサニーから「ジャケットだけはあまり洗いすぎないようにして下さい」と言われた、シャツとパンツは問題ないらしい。大丈夫、家で洗うことは絶対にしません( ゚Д゚)
そして残金の9000バーツを現金で支払ったが、驚いたことにサニーは客である僕の目の前でお金を確認することはなく、すぐに握手をしてきてくれて「日本に帰って何か要望があればすぐにメールしてください」と言ってきた
これは本当に信じられなかった!
金が全てのこのバンコク、そこらへんの露店やレストランではすーぐお釣りを誤魔化す連中が多いこのバンコクで!9,000バーツもの大金を確認すること無く即レジへと放り込む・・・もちろん後でちゃんと確認するんだろうけど、僕が店を出るまで一切そんな顔を見せずに送り出してくれた。
そしてサニー以外のスタッフも店先まで見送りしてくれて、そういえば一切チップを要求されることも無かったな・・・・とそこで気付いた( ゚Д゚)
バンコクって普通に店員が「チップ!チップ!」と言うことが多いから当たり前だと思っていたけど、こういう店もあるのかと再度関心。とことんサービスにこだわったお店だわココは
あ、そして出来上がったスーツですが
この写真のスーツのラインを消したブルースーツです。実際の写真を出せずにスイマセン( ˘ω˘ )凡ミス
せっかくだったので帰国時にはスーツを着て帰りました、スーツケースに入れると荷物になるしね。
着てみた感想としては、もう言うこと無しです!とにかくシルエットが格好いい( ゚Д゚)
それから着心地が最高、自然と姿勢が良くなって歩く際にも背筋ピーンとツカツカ歩いてしまいます(いやこれホントよ
ジャケットに袖を通しボタンを留めたときのあのピシッ感は、何度やっても癖になるくらい気持ちのいい瞬間です
自分への最高の誕生日プレゼントになりました
2ヵ月間過ごしたナーナーで作ったのも良い思い出です。一生大切にするでしょう。
後日談
そして帰国後数日経ってから、サニーからメールが来ました( ゚Д゚)
Dear Yoshi,
It was a pleasure meeting you whereas I look forward to upholding this friendship for time to come.
I hope you are enjoying the wear of the garments we recently tailored for you. I would be extremely grateful if you could spread the word among friends for me.
Sincere regards,
Sunny
ザックリ訳すと
この度の出会いは、とても良い友好の時間でした。非常に光栄に思います。
私達が作ったスーツを気に入ってもらえたら幸いです。
またこのお店をあなたの友人に広めてくれたならば、心から感謝します。サニー
と、最後はホンネがやや見えたメールが届きました(笑)
それにしても最後の最後まで至れり尽くせりで、ホント良い店当たったなぁーと思っています。
最後になりますがバンコクでスーツを作ろうかと思っている方。僕の経験談が参考になれれば幸いです。サニーの希望もあったのでエンパイアのHPは↓こちらから(笑)
是非自分だけのスーツを作ってみてはいかがでしょうか?
さらばタイ王国、絶対にまた来ます!
さーてこれにてタイ王国に住むシリーズは終わりを迎えました!!思い返せば本当に色々な思い出が詰まった2ヵ月でした・・・全てをブログに書くことは出来ませんでしたが、この思い出は一生忘れないと思います!
特にバンコクという場所は世界中のバックパッカーが集まる聖地・・・それにはちゃんと訳があって、旅人を魅了する魅力がこの地にはあると思います。アメリカに半年いた頃よりも、ここで過ごした2ヵ月間の方が遥かに世界中の国の人達と出会うことが出来ましたしね(笑)人種のるつぼとは何やねんって感じです( ˘ω˘ )
そしてそして、僕は今既に次の旅を始めております!
次回からのぶらおきはまた新たな章へ突入です、是非楽しみにして下さいね。それから旅とは無関係のアホな記事もまだまだあげますので、そちらもどうぞ宜しくお願いします
それではまた次回です!ご一読ありがとうございました
【広告】世界が選んだ比較サイト。見てるだけでも旅行気分に