ぶらり沖縄

沖縄に住みながら沖縄を旅する

沖縄方言の分かりにくさを分かりやすく沖縄人が解説。

スポンサーリンク

ハイサーイ!44兄さんやいびーん!( ˘ω˘ )


ハイ・・・・というわけで今日のお題は沖縄の方言について。


方言と言っても、沖縄の場合はもはや沖縄語って言った方がいいくらい、かなり特殊ですけどね。まず内地の人が聞き取ることは不可能。


僕もよく内地の友達と話すときはそこそこ気を付けている(笑)


それでも知らず知らずのうちに使っちゃって、向こうが( ゚д゚)ポカーン。てのもよくあるんだけど・・・。



沖縄方言の場合は訛り以前の問題で、単語そのものが日本語と全く違うのが多く存在するからね


挨拶につかうハイサイとかそのいい例、「やぁ」とか「こんちゃー」みたいな表現の時に使う方言だけど
こんなの原型からして日本語じゃないし。意味を教えてもらわないと絶対に翻訳不可能・・・


でも、意外に全てがそうってわけでもなくて

言葉を分解してみると、日本語から派生したような単語も多いんですよね

 

 

分かってないと翻訳不可能な方言

f:id:Yoshi4423:20170915033329j:plain

 

まず知ってないと絶対に意味不明な方言

・ヤー(あんた) ・ヤッター(あんたら) ・ワン(俺) ・ワッター(俺たち)
・ドゥシ(友達) ・シージャ(先輩) ・ウットゥ(後輩) ・ジリー(同い年)

ま、このへんは全世代共通で良く使われるので羅列してみた


どうだ?


全然分からんよね県民以外


こういうとこが沖縄語と呼ばれる所以みたいなもんでしょうか、全く日本語としての原型がないので理解不能。単語自体も短いから推測も何もあったもんじゃない、しかもここらへんの単語は頻繁に使われるので、知らないと会話が全く成り立たん。


さてここで全世代とわざわざ言ったのには理由があって、沖縄方言は年代によってその使用率の濃度が変わってくるんですよ。


例えばオジーオバー世代、だいたい65歳~70歳以上の人らの方言率はほぼ100%といっても過言じゃない。
これは100%の人たちが方言を話すんじゃなく、喋っている中身が100%純粋な方言てこと。例えばこんな感じ

 


しまくとぅば(島言葉 沖縄県宮古島の方言)で戦争体験談を語る No1

 

( ゚Д゚)なんやぁぁぁっぁああコレ

 

これは宮古方言といって沖縄本島の方言とはまた体系が違ってるので、ワタシもマッタク分カラナイアルヨー・・・


だけどオジーオバーが話すのは大体こんな感じ、僕の場合も祖父母の会話は全く理解できませんでしたー(笑)濃度100%の方言ですな。

 

 

そしてこの方の方言が60歳代あたりが使う80%濃度の方言。

 
会長挨拶は沖縄方言(島くとぅば)・浦添高校同窓会総会より

 
どうでしょうか?所々日本語ありますね。


さすがに聞き慣れない方にとってはどちらもイミフだと思うけど、一応こっちの方は僕は聞き取れる( ˘ω˘ )
もしかすると沖縄の若い人たちは無理かな、動画の後ろにいるオネーチャンらは理解してるのかしらんw

 

 

一応文法みたいなものもある!みたい

 

例えばこんな文章があったとしましょ

 

今日友達の家に行ったら、友達が居なくてすぐに家に帰ったよ。

 


これを方言度数10%にすると

「今日友達の家行ったわけ、したらいなかったからすぐ帰ったよー」となる


沖縄語は一切なく、あくまで訛りだけの方言。これは分かりやすい。これが方言度10%くらいで、若い子らはこんな風に喋る。


“したら”っていうのが標準語とやや違うかな。“そしたら”を“したら”と置き換えるのは沖縄方言ではかなり使われる。



では方言度を上げて30%

「今日どぅしんちゃーの家行ったわけさー、したらあにひゃーいなかったからすぐ帰った。」

どぅしんちゃーってのは“友達”の愛称、“あにひゃー”ってのはアイツ。

またこの表現により男性が男友達の家に行ったってのが分かるのが沖縄方言の面白さ(笑)
女性ではここまで方言を使う人はあまりいない(一部ヤンキー女子を除く)


沖縄方言は男性言葉みたいな表現が多いので、基本的に良く使うのは男性。あと敬語表現に乏しいので、年下か同世代との会話で良く使う。


なので目上の人に対して方言を使うのはかなり失礼です。

この方言度30%は30歳代男性くらいの話し言葉。



さて、方言度80%なら

「ちゅーやどぅしぐゎーのやーんかいいちょーしが、アレうらんくとぅもう帰ったよすぐ。」


( ゚Д゚)グヌヌヌ

 

あ、最後は分かるね。すぐ帰ったことは・・・・うん。

 

オッサン同士の会話はマジでこんな感じ、さすがにイミフな言葉が多いが。それでも分解していけば見えてくるんですよこれがまた。

では分解作業してみましょうか。


最初の一節から順番よく

「ちゅーや」→今日は・・・きょうは・・・ちょうは・・・ちゅーや。

「どぅしぐゎー」→友達(覚えるしかない沖縄語)

「やーんかい」→家(や)・・・やー。 〇〇かい・・・〇〇へ

「いちょーしが」→行った・・・行ちょー。 しが・・・けど(逆接)

「うらんくとぅ」→おらんかった・・・居なかった

 

ほれ、どことなーーーく元を辿れば日本語だ( ˘ω˘ )強引。


と、こんな感じで日本語を強引に歪ませたような方言を使って、我々沖縄人は普段喋ってます。さすがに内地の方は理解できないでしょうが、解説入れると割と日本語使っているのが分かるでしょ。

 

 

沖縄人独特の表現がメチャヤヤコシや

 

沖縄方言が内地の人に伝わらないのは当たり前、なので僕らは内地の人と話すときは頑張って標準語に直して喋るんだけど、実は標準語を話していても、なかなか伝わらないことがある。



例えば「行く・来る」の場合、電話で友達と会う約束をしたとして

「じゃあ今からそっち行くからね」

これ普通と思うでしょ?ま普通なんだけど、でもこれが沖縄人が話すと

「じゃあ今からそっち来るからね」になる( ゚Д゚)


え?誰が誰のトコに行くの??とややこしや。
伝えたいことはどっちも同じなんですけどね、沖縄の場合“行く”と“来る”が逆の意味になる事が多い。


これって途中から話し手の目線が相手に移った表現になっていて


他にも、これは僕の実体験なんだけど、初めて電車に乗った時、駅のホームで電車待ってると

「電車が参ります、白線の内側にお下がりください」


このアナウンスに結構ビビった想い出がある( ゚Д゚)


分かる?


電車が参ります。←この時点で話し手が電車側になった(ように思ってしまう)ので電車から見た白線の内側、つまり線路側の事と思ってビックリしたのだ。

 

ちなみに他の沖縄出身の子も同じような気分になったと言っていたので、決して俺だけがおかしいのではない・・・ヨカッタヨカッタ。



と、何かこんな感じで、話していて主語がよく分からん。と言われるのが沖縄の独特の表現。だから方言使っていない場合でも会話が成り立たないこともある。スマヌ・・・スマヌ。。。

 

 

さー

よく沖縄方言のモノマネする人が、語尾に「サー」ってつけりゃそれっぽくなってると思う人が多いけど、あれ全然違うから( ˘ω˘ )


沖縄方言のサーは、大阪弁でいう「〇〇やん」のやんと一緒で、標準語でいうところの〇〇じゃん!みたいな場合に使う言葉。
あと「〇〇したんよー」みたいな場合にも「〇〇したわけさー」とも使う。


A「明日学校休みって言ったっけ?」

B「言ってたさー」(言ってたやん、言ってたじゃん)

C「バアさんメシはまだかのぉ~」

D「アンタ食べたさ」(食べたやん、食べたじゃん)

 

こんな感じのシチュエーションで使うので、何でもかんでも語尾にサーサー言ってたら沖縄弁になると思ったら大間違いさー

 

 

沖縄人を代表してお願い

 

内地で働いているときによく言われたのが

「え?君沖縄人?^^ ちょっと何か喋ってみてよ!^^」


これな。


これホントやめてほしい。


さっきも言ったように、沖縄の方言てのは家族もしくは限りなく仲の良い友達相手にしか使わないし、使えないようになっている。なので急に喋れと言われても無理だし、喋ったとしてもそれは相当無理のある使い方だから。


よく沖縄出身の芸人さんがテレビでイジられてバンバン方言喋って、皆何言ってるか分からないけど雰囲気的にウケてる。って見るけど、あれコッチの人間からすると相当不自然極まりない( ˘ω˘ )


彼らはそれを求められてるからやってるだけなので、どうかそれを一般人に求めるのはやめてくれー・・・大阪人にでんがなまんがな調の大阪弁を求めてるのと一緒です。

 

 

地方によっても違う方言


それから沖縄の方言は地方によっても違いがある。


本島の場合、北部・中部・南部に分けたとして、南部訛りの人と北部訛りの人では会話が100%成立しない場合がある。


なんだろ、ポルトガル語とスペイン語みたいな関係(笑)


僕は南部なんだけど、やっぱ北部の人と話していると
(あ、こんな使い方するんだ)とか(え?何て?)ってこともしばしば。


これがさっきのような離島の言葉になると、全く本島の方言と違っているので全然伝わらないことが多い( ゚Д゚)

マジで複雑すぎる沖縄方言。。。。

 

 

まとめ


そんなわけで、年代や地域、相手との関係性で変わってくるのが沖縄の方言です。
イミフでも温かい目で見守っていてください( ˘ω˘ )


それから観光客の方で「沖縄方言辞典」みたいなのをシャレじゃなく、旅の指差し帳のように使おうとする方がたまーにいるようですが、さすがに観光客に対して方言バリバリで喋る人はいませんのでご心配なく(笑)


一応ワレワレ日本語喋れますから・・・たぶん。