ぶらり沖縄人

沖縄ではなく、沖縄人がぶらぶらしてるようです

【台湾】雨でも猫に会える!猫村猴硐と廃墟マニア垂涎の廃炭鉱跡地

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台湾にある猴硐(ホウトン)は、特に目新しい観光地があるわけでもない、普通のありふれた田舎村。台北駅から電車で約45分ほどの場所にあり、周りは山に囲まれ、時には深い霧のなかに沈むこともある、どちらかというと少し寂れた場所

 

それがあることをきっかけに、今では台湾ガイドブックに必ず載るほどの人気スポットとなっています

 

猫だらけの猫村、猴硐

 

それがこの小さな集落に付けられた、もうひとつの名前。

 

私も猫飼いの者として、是非一度は行ってみたかった場所!

しかもしかも、ここ硐には廃墟好きを唸らせる、古びた炭鉱跡もあるのです。

 

あぁもうこれは行くしかない

 

というわけで雨にもかかわらず行ってきました硐へ!

 

心配なのはただひとつだけ

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台北駅から電車でガタンゴトン・・・かなり眠くなるような田舎の道を進んでいくと、1時間弱で猴硐(ホウトン)に到着。途中5つか6つ駅を通過しますが、あまり降りる人はなし

 

しかしこの猴硐のひとつ前の駅、瑞芳(ルイファン)ではかなり人の動きがあります、それもそのはず、この駅はあの九份(ジォウフェン)へと向かうための最寄り駅

 

この時点で車内の観光客の8割がゴッソリ降りていきました。かなり心細くなりますが、向かうべき猴硐はこの次の駅です

 

ここだけの話、実はこの日はあいにくの雨模様。

 

そのため、猫村猴硐・・・・行こうかどうか、かなり迷いました

 

だって猫って雨の日はアレじゃないですか

完全ヒキコモリになるじゃないですか・・・。

 

これでもし猫の1匹もいなかったらどうしよう( ゚Д゚)

 

ただの田舎村にカメラ持ってって、やることもないよ・・・と出発前台北駅では券売機の前で若干心の迷いもありました

 

ですが私が迷ったところで、猫の気持ちなんて気まぐれゴーイングマイウェイなので、行ってみないと分からないだろう・・・つーことで、あまり期待せずに行ってみたんですが。

 

結論から言うと、猫いました( ̄▽ ̄)イェイ

 

おそらく晴天よりも数は少ないと思いますが、ちゃんと見ることができたので良かったよかった。それにしても雨の中に佇む猫を見ることって、日本ではあまりないから逆に新鮮。台湾の猫らは辛抱強いんでしょうか(笑)

 

話が逸れましたが、いよいよ猫村猴硐歩き開始です

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週末土曜日の昼真っ只中なのに、ホームに人影はほとんど無し!猫も無し!

あれ?一応今人気沸騰中の観光地のはずでは(笑)

 

しかしこの時、隣の九份はいつものように絶対混乱してるだろうな~。

何故か妙な勝利感

 

これにはちゃんと理由があって、九份ってトコはかなり細い路地が入り組む地形のため、雨天時は傘がぶつかりあって本当に歩けない状態になることが多々あるんです。

 

特に女性が多くいる観光地なので、(身長が高い)男性にとっては傘地獄・・・気を付けないと眼に刺さりまっせ・・・ヒィ

なので雨の日の九份はあまりオススメできません、私的には。

 

その点、猴硐は一駅しか変わらないので、電車で九份向かっている方はどうですかね?雨の日は予定変更も視野に入れてみては

 

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駅を挟んで、山サイドと河サイドに分かれる

それでは猴硐の歩き方を紹介します

 

猴硐は大雑把に、北側の山サイド南側の河サイドに分けられます

山サイドには多くのカフェがあるのが地図でも分かりますね、山サイドはやはり見晴らしがよく、景色が良いため(といっても見えるのは対面の山だけど)カフェが多く集まっていると考えられます

 

ちなみに猫はどこにでもいるのでご安心を

 

駅のホームにはいませんでしたが、駅ナカやその周辺、色んな所に出没します。

 

では山サイドから向かいます。線路の上を渡るので、高架橋を目印にして進んでください

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この時点であちこちに猫のキャラクターが沢山・・・・

 

そして、記念すべき猫村猴硐での初対面!!

 

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ちーーーン!!! お、お前ー!( ゚Д゚)

 

実は来てみて分かったこと。

 

この村、犬もかなりの数います(笑)

 

今回に限ってですが、出会った猫と犬の数は、あまり変わらなかったんじゃないかな。猫も猫でのんびりしてますが、犬の方もかなりのんびりしてるので、両方楽しめます

 

山サイドは雨のためか、ほとんどのカフェが閉店・・・

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人もあまりおらず、閑散とした空気に・・・この時は、まずい、さっそく失敗したかと嫌な予感がしてました

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あれれー、何かオシャレなカフェが立ち並ぶハイソな場所だと思ったのに

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静かです。 とても、静かです

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カッパに傘、というフルアーマーお姉さん。 それにしても屋根がねぇ!

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眼下の線路を走る電車の音に萌えます(沖縄人あるある)

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2番目に遭遇した生き物は、金魚でした

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歩けないほどの大雨ではなかったのが、まだ幸いか・・・

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人は少なかったのですが、ほとんどの方がカメラを持って猫を探す姿がちょっと滑稽でした(笑)

 

追いかけると絶対逃げてくのが猫なんだよね、こういう時は知らん顔をしていると向こうから必ず来る!・・・はず

 

移動範囲がちょっと可哀想な気がするワンコ

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あ。いた

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最初に会った猫は、小さな屋根の下で雨宿りをしているウシ猫でした(奇しくも私の飼ってる猫とおなじ柄、白黒バンザイ

 

眼力するどいなぁ。

 

白黒猫ってどれもいい顔している気がするのは親バカのせいでしょうか?

 

そういえばこのブログで猫追っかけたこと、数回あるな

buraoki.hatenablog.jp

buraoki.hatenablog.jp

 

30分ほどブラブラしていたら、少しづつ発見

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ひたすら前脚をガシガシ猫

 

ここの猫達は住民からきちんとエサを与えられているので、栄養状態は良さそうです。ですのでコチラからエサ(食べ物)を与えるのは禁止事項になっているようですので、与えないように気を付けましょう。

 

こんな所にもオシリ猫

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さっきとソックリの白黒猫でした。ウトウトと寝落ち中・・・

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山サイドはこの辺にしておいて、駅の反対側の河サイドへと向かうことにします。

 

カフェも行きたかったのですが、残念ながらほとんどが閉まっていました。雨の日は人が少ないので閉めてるのかな。

 

駅構内はこんな感じ

あちこちにショップがあるんですが、駅構内にも猫グッズ店あります

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とにかくどこを見渡しても猫グッズだらけ、面白いのはカフェを含めたほとんどの店舗で、猫が好き勝手に出入りしていること

 

今回は発見できなかったんですが、猫のぬいぐるみの商品ケースの中で、本物の猫が寝ていたりすることもあるみたい( ̄▽ ̄)

 

この村は猫だけじゃない!

では一旦ちょっと猫は置いといて・・・・

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実はこの猴硐に来たもう一つ理由。それがコレ

 

ズン・・・

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ズゥゥゥウン・・・・・・・

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・・・・・・・・・・・・。

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ナニコレ? 心霊屋敷?

 

と思ったあなた、まぁ大体合ってる

 

 

ではなくて、ここはかつての炭鉱跡地。いわゆる廃墟ってやつですよ、えぇ。

 

これまでも当ブログでも色々取り上げました廃墟シリーズ

buraoki.hatenablog.jp

buraoki.hatenablog.jp

buraoki.hatenablog.jp

 

廃墟な展望台、廃墟な公園、そして廃墟な城跡。

 

何故かこういった、人の面影を失ったモノが好きな私。この炭鉱跡も気になるに決まっているじゃないか!

 

というわけで一旦は猫から離れて、ちょっとこの炭鉱跡地を歩いてみたいと思います

 

炭鉱跡地は河サイドにあります、駅を出てすぐ目の前

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ここ猴硐はかつては炭鉱地として栄えていた場所だったようです、日本統治下時代のお話

 

炭鉱跡のすぐ隣に、記念館まで作られています

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炭鉱のジオラマです、ノスタルジィですねぇ( ̄▽ ̄)

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こんなに綺麗に撮れたのも、この隙間のおかげ

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ガラスに隙間をつくって、写真を撮りやすくしている配慮があるんですね。これは非常に嬉しい!

いつも映り込みが入ってしまって、こういったジオラマ系は撮るのに苦労するんです

 

写真の展示

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ちょっと猴硐の田舎風景からは、想像もつかないほどに立派な記念館

 

それほどまでにこの炭鉱は、この村の中心的役割だったのでしょう。

そういえば九份の上の方も炭鉱地でしたね、この辺一帯はみんなそうだったのかな

 

炭鉱跡の内部に入ることは出来ませんが、石炭運搬用のトロッコ橋は渡ることができます

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この建物の階段を利用します

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橋の全景です。結構高いですよ

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フリーで入れるので、上っていきましょう

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狭く、暗い階段を上る

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橋の上部に到着。先ほどの全景を撮った場所は、左手に見える小屋です

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すぐ後ろ(山サイド)を振り返ると、炭鉱跡の全景が見渡せます

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本当に廃墟ですね、燃えたような跡があるので火事になったのでしょうか・・・

こういった廃墟に木々や草花が侵食しはじめる様が、非常にいとをかし。たまりません

 

さすがにこの状態で中には入れませんね(笑)

 

先ほどいた山サイド、山の上の方は濃い霧が立ち込めてきました

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橋を歩いて向こう側へ渡ります

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こうやって石炭が運ばれていたんですね

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日本語の解説がありました

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『運炭橋は基隆河を跨ぎ、三階建ての選炭工場と隣接しているため、通称「三階鉄橋」と呼ばれた。大正9年(1920年)に汽車の開通に合わせ、河東岸の炭鉱抗から採掘した石炭の選炭と洗炭をするよう選炭工場へ運搬。そして販売のために建てられた。

運炭のほか民衆の一般通路としても使用されていた。

現在のアーチブリッジは民国54年に再建されたが、橋脚は依然として旧石の橋桁上に立ち、この建築物は日本領地時代から今日までに常に猴硐のランドマークとなっている。

 

何か感動してきたよ・・・

こういう観光地にしては珍しく、綺麗な日本語で丁寧に説明してくれてます。

1920年建築ということは、そろそろ100歳ですか。壊れずにいてくれるといいですけどね

 

石炭運搬用のトロッコが実はまだ走ってます!

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デデーン。ちっさ!!

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そして遅っ!!時速2kmあるかないか。歩くよりもはるかに遅いスピード

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お金払えば乗せてくれるみたい

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チケット売り場っぽいのが、オッチャンの隣にあったので、そこで買うのかな?

 

雨でずぶ濡れシートだったので、今回は諦めました( ゚Д゚)

カッパ着てたらよかったなぁ。

 

以下適当写真。

 

橋は結構隙間だらけです( ̄▽ ̄)

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こういう田舎風景はミニチュア撮影にもってこい

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天気の悪さをコントラストの高さでカバー(笑)

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これにて炭鉱跡地巡り終了。

 

良かった、来て本当に良かった

 

かつてここには炭鉱場としての華があり、人も多く住んでいたことが分かりました。

そして今、時代は変わり、まさかまさかの大変貌。

当時の人が見たらビックリするような村になっていますけども、猫村て。

 

では炭鉱跡地周辺、河サイドで出会った猫達の写真です、雨の中でもこれだけの猫に会うことが出来ました

 

とにかくいろんな場所にいます

可愛すぎて死にそう、原付猫

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首輪が梱包用ビニール紐・・・ビニール猫

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色んな所に隠れてるので、見つけると嬉しい

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かなり好きな一枚。奥の壁はもちろん炭鉱跡です、壁猫

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この日は気温15℃と、猫にしては寒い日でした。なぜ外に出る

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ハラが濡れようが関係なし、水溜り猫

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炭鉱記念館にはカフェがあります、フードメニューは恐ろしいほどに低クオリティですので、飲み物だけにしときましょう( ゚Д゚)マジデ

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ここにも猫。イス猫

 

こんな感じで普通に店に入ってきます、雨が幸いしてか睡眠猫の多い事

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炭鉱記念館にもいました、窓猫

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もうダメだ・・・死にそう・・・・・ハァハァ

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可愛すぎるーーー!!!!ギョエーーーー!

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萌え死者続出注意

失礼しました。

 

あとは適当に撮った写真です

 

濡れ石の魅力たるや

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これまでに何匹の猫がここからエサを調達しただろう

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さきほどのカフェの外テラス。晴れた日には猫と遊べそうです

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すぐそこまで霧が下りてきた。猴硐駅正面口

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もちろんここにも犬はいます

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猴硐の旅で最高の表情を見せてくれた犬がコチラ

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雨が嫌いなんだろうか・・・・哀愁しか湧いてこない、何があったんや

 

是非炭鉱跡地にも足を運んでいただきたい!

以上、猫村猴硐の旅をお伝えしました!

 

行く前にかなり気になっていた「雨が降っても猫と会えるのか」

ですが、まぁご覧の通り一応問題はありませんでしたよ

 

ほとんどの猫が爆睡してましたが、それはそれで動かないので写真撮影はしやすかったかな。と

どの猫も相当人慣れしているので、向こうから来ることもありました。

 

雨でも充分楽しめますね( ̄▽ ̄) 廃墟もあるし(ボソッ

個人的には色々と楽しむことができた場所でした、やっぱ田舎の風景はいいなぁ

 

と、言ってみる。←沖縄田舎民

 

(44兄さん)

 

追記

上の廃墟写真にこっそり猫がいます、気付いたかな( ̄ー ̄)ニヤリ

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