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ぶらり沖縄

沖縄に住みながら沖縄を旅する

沖縄で一番美味いと思う、名物おばぁのいるてんぷら屋。 八重瀬町具志頭

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沖縄のソウルフードといえば沖縄そば、サーターアンダギー、ムーチー、中味汁などなど。数え上げればきりがないほどでてくる。

 

ちんすこう? 紅いもタルト? 海ぶどう?

 

あれは観光客用で地元の人間は全然食べません、まだポーポーのほうが食べられているでしょう。

 

そんなオキナワンフードのひとつに「てんぷら」は欠かせない。

 

もちろんオキナワンフードと言われるだけあって、内地の天麩羅とは全然違う。まず衣がぶ厚い。これは天ぷらというより「フリッター」に近いだろう。しかも衣にも味付けがされてあるので衣だけ食べても意外と美味い。

 

そしてどこでも売っている。

 

一度でも沖縄をレンタカーなどで走った方は分かると思うが、とにかく道々に「てんぷら」の文字。そう、沖縄ではてんぷらはオヤツとして食べられていて、小さい頃から学校の帰り道に買って食べたりするのだ。

 

どこでも売ってはいるが、やはり一番多いのは漁港の周辺や海の近くだろう。

 

特に鮮魚店を営みながら片手間でてんぷらを売っている店が目立つ。時間が経って少し傷んだ魚などがてんぷらになるんだろうか・・・。

 

具志頭の港川の名物てんぷら屋

今回ぶらりと立ち寄ったのは僕が県内で一番旨いと思うてんぷら屋。

 

もちろん沖縄県内のてんぷら屋を全制覇したわけではないので全く根拠はないが、少なくとも僕が食べてきた中で一番という意味。

 

場所は八重瀬町具志頭港川(やえせちょう ぐしかみ みなとがわ)

 

「八重瀬町」とは元々は具志頭村と東風平町(こちんだちょう)が合併してできた新しい町の名前だ。 記憶に新しい(かどうかは不明だが)あの平成の大合併の生み出した町。道を尋ねるときは「八重瀬町」とだけ言っても広くて分からないので「具志頭(ぐしかみ)」と聞いてください。

 

余談だが僕がかつて大阪に住んでいた頃、旧名の「具志頭村」という地名を見て「アフロ!」と即答した岡山の友達がいた。彼は今も元気です。

※一応断っておくがボクシングの元世界王者とは全くの無関係です

 

 

さてこの港川。名前のとおり港町だが、本当に本当に小さい港町。 国道331号線からちょろっと入ったところにあって、少し見つけにくいかもしれない。

 

ここにもいくつかてんぷら屋があるが、おすすめは「ヨシ鮮魚店」のてんぷらだ。

 

名物おばぁとユンタク(おしゃべり)しながら待つ。

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場所は港川の少し奥の方に立地している。といっても小さな港町なので国道から道なりに海の方に向かえばすぐに分かる。

 

店の前には数台の駐車スペースがある、もしトラックなどが停まっていたら店の目の前にある公園の駐車場に停めても問題なさそうだ。

 

 

店の中に入るとまず感じるのは「暑い・・・」 なぜだ、外より暑い気がする。

 

クーラーなんぞは無く、ガラガラと年代物の扇風機が音を立てて回っている。古い定食屋を思わせる丸イス数脚に長テーブル2つだけが並べられた店内、いちおう中でも食べることが出来、お箸とソースもテーブルにしっかり備えられていた。

 

店の中にはおばぁが一人。この方が名物のヨシおばぁだ。僕が高校生くらいのころからずっとオバァ。

 

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誰が作成したのか分からないがポートレートが飾ってあった、いい写真だ。

 

 

さて、入店後おばぁが開口一番に 「ヤングマン!何にするねー?」

 

大体沖縄のおばぁは若者に対して呼ぶ呼び方が決まっている。

「ニーニー!」「ニーサン!」「青年!」など。 「ヤングマン」は初体験だ。

 

もうメニューは見なくても分かる。ここは4種類しかない

「イカ」「さかな」「やさい」「いも」 以上。

 

全てひとつ70円。この値段設定は県内でも普通なほう。僕が小さい頃はもっと安かったが色々と事情があるのだろう(あの頃はハンバーガーも65円だったし)

 

イカとさかな2つずつね。と、おばぁはピンク電話の傍にあった簡易なメモ帳に注文を殴り書きし、少し曲がった腰のままキビキビと厨房へ入っていった。

 

ここでは注文を受けてからてんぷらを揚げるのだ。

 

話は変わるが実はこの近くには「奥武島(おうじま)」という(島と言ってもすぐに渡れるのだが)場所があって、そこには物凄く人気のてんぷら屋がある。

以前はそうでもなかった気がするが、いつのまにか観光客まで列をなして訪れるほどだ。

そういった人気店は事前にてんぷらを揚げているため出来立てはなかなか食べることができない。

 

こちらは行列なぞ皆無なのでノンビリと揚げるのだ、注文の個数にもよるが大体5〜10分でできるだろう。

 

待っている間にヨシおばぁが「だぁ、座って茶でも飲んで待っといて」と言うので座って待つことに。テーブルの上のポットからお茶を入れてもらう。と

 

ものっすごい湯気が、いやこれは蒸気といっても過言じゃない・・・・。

 

地獄のような暑さの中、ラーメンが作れるであろう温度のお茶をすすることに。若干舌が火傷しました。

 

海・てんぷら・コーラ

出来上がったあとは「こっちで食べてきなさい」というおばぁの誘いをやんわりと断り外で食べることに。こればかりは譲れない。

 

店の外にある自販機でコーラを買い、店の前の公園へ、ここで海を見ながら食べるのが僕の毎回なのだ。

 

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やっぱり美味い。揚げたての美味さもあるが具のうまみがいい。ここも奥武島もよく行くが、断然こっちのほうが美味しいと思う。ただ「やさい」と「いも」はそうでもない・・・。ごめんねオバー。

 

しかし「イカ」てんぷらの美味さはやみつきになるほど。何本でもいけそうだ。

 

ここぞぶらりと訪れる場所

さてここの港川、てんぷらだけじゃなく景色も綺麗なので、観光にもぜひオススメしたい。本当に特に何もないので観光客で賑わっている場所が苦手な人には良いかも。

 

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 小さな漁港を持つ小さな集落。

 

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 のどかすぎる日常を見ることができるかも。

 

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凄く静かで落ち着ける場所。

 

 

あ。

そういえば公園でてんぷら食べてるとき、物凄い車が駐車場に入ってきた・・・

 

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ななななんじゃこりゃ! 背景と被りそうなので分かりやすくコントラスト上げてみたけど分かるかな。 屋根にアレがアレした状態で載っている・・・

 

えーと、つまりエコカー? 緑のカーテン的な。

 

・・・ぜひ港川に来た際には見れるといいですね、幸運のグリーンカーを。

 

「ヨシ鮮魚店」の大体の場所